Felix Draeseke - Romanze for Horn and Piano, Op.32
Horn - Hervé Joulain Piano - Oliver Triendl
Piano Quintet in B-Flat Major, Op. 48: I. Allegro con brio ma non troppo vivace
Artist: Hervé Joulain Artist: Liza Schatzman Artist: Marie Chilemme Artist: David Pia Artist: Oliver Triendl
Piano Quintet in B-Flat Major, Op. 48: II. Andante grave
Piano Quintet in B-Flat Major, Op. 48: III. Presto leggiero
今日では、余り知られていないかもしれませんが、ドレーゼケの作品を二つ聴いて見たいと思います。聴けば、大変に優秀な作曲家で音楽的な才気を感じ取ることができます。下段に、彼の比較的人気のあった作品が紹介してありますが、今日はホルンがらみの作品を並べてあります。今日彼の作品が、余り高い評価を受けていないのは、少しばかり偏屈であったというだけの理由ではなく、ナチスとのかかわりがあったからと言うことも影響しているように思えます。
フェリクス・アウグスト・ベルンハルト・ドレーゼケ(Felix August Bernhard Draeseke, 1835年10月7日 - 1913年2月26日)は新ドイツ楽派の作曲家です。8曲のオペラと舞台作品、4曲の交響曲、多くの声楽曲や室内楽曲など、多岐にわたる分野に作品を残しました。
幼い頃から音楽に魅力を感じ始め、8歳で作曲を始め、10代の半ば頃に、音楽の専門家になる志を家族に伝えたが、反対する者は誰もいませんでした。
ドレーゼケは、リストやリヒャルト・ワーグナーに憧れた「新ドイツ学派」の作曲家でした。彼は、8つのオペラと舞台作品、4つの交響曲、多くの声楽と室内楽を含むほとんどの形で作品を残しています。 彼の生前、そして彼の死後も、ドラセケの音楽は彼の音楽的に反対の立場だった者の間でさえも高く評価されました. 彼の作品は、ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキッシュ、フリッツ・ライナー、カール・ベームなどによってドイツでよくに演奏されました。しかし、フォン・ビューローがかつて彼に言ったように、彼は「harte Nuß」(「割るのが難しい」)であり、彼の作品の質にもかかわらず、「普通の人々の間で人気があることは決してないだろう」.と言うものです。
1852年にヴァイマルを訪れた際に、新ドイツ楽派の中心であるリヒャルト・ワーグナーの「ローエングリン」の公演を聴いて、夢中になります。1855年にはライプツィヒ音楽院を去り、1856年から1961年にかけて、ヴァイマルで新ドイツ楽派にのめり込んだようです。
彼は作曲で成功を収めていましたが、ドレスデン音楽院から正式な職を与えられ、経済的保証を得たのは1884年の1年間だけだといいます。「レクイエムロ短調」(1877年 - 1880年)、序奏と3つのオラトリオから成る神秘劇「キリスト」、「交響曲第3番 ハ長調」作品40(「悲劇的交響曲」、「セレナーデ ヘ長調」(1888年)や「ハインリヒ・フォン・クライストのペンテシレイアによる交響的前奏曲」(1888年)といった作品が秀悦とされています。
<お知らせ>
【Horn, Piano】Draeseke,F. ドレーゼケ
Adagio und Romanze, op. 31, op. 32
弦楽五重奏曲、情景、ホルン五重奏曲 ゾリステンアンサンブル・ベルリン、ブロイニンガー四重奏団、他ドレーゼケ、フェリクス(1835-1913)
ドレーゼケ:
● 弦楽五重奏曲 Op.77
● ヴァイオリンとピアノのための『情景』 Op.69
● ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ホルンとピアノのための五重奏曲 Op.48
ゾリステンアンサンブル・ベルリン
マティアス・ヴォロング(ヴァイオリン)
ゲオルグ・ポーレ(ホルン)
ビルギッタ・ヴォーレンヴェーバー(ピアノ)
ブロイニンガー四重奏団
セバスティアン・ブロイニンガー(ヴァイオリン)
スタンレイ・ドッド(ヴァイオリン)
アンネマリー・ムールクロフト(ヴィオラ)
デイヴィッド・リニカー(チェロ)
フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)
アンドレアス・グリュンコルン(チェロ)