ホルンの出番です273 クック「ホルンと弦楽のためのアリオーゾとスケルツォ 」 | 翡翠の千夜千曲

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   Arioso & Scherzo, D63 (Version for Horn, Violin & Piano) : I. Arioso. Andante

Arioso & Scherzo, D63 (Version for Horn, Violin & Piano) : I. Arioso. Andante · Stephen Stirling · Tony Halstead · Christian Halstead From Dennis Brain's Library: A Programme of English, French & German Music

Artist: Stephen Stirling Artist: Tony Halstead Artist: Christian Halstead Composer: Arnold Cooke

 

    

Arioso & Scherzo, D63 (Version for Horn, Violin & Piano) : II. Scherzo. Allegro vivace

Stephen Stirling · Tony Halstead · Christian Halstead From Dennis Brain's Library: A Programme of English, French & German Music

 

 

 

 今日は、アーノルド・クックの「アリオーソとスケルツォ」を聴きます。聴いてお分かりと思いますが、奇をてらったような手法などはなく、近代の作品の割には分かり易く表現も平明であると思います。

 アーノルド・アトキンソン・クック(Arnold Atkinson Cooke, 1906年11月4日 - 2005年8月13日)は、イギリスの作曲家です。作曲家としてのクックは非常に多作家であり、伝統的なスタイルの作品が多い傾向にありました。彼は2つのオペラを書きましたが、どちらもまだ上演されていません。バレエ「ジャベツと悪魔」(1961年)は、ロイヤル・バレエ団からの委嘱によるものでです。彼は6つの交響曲、いくつかの協奏曲、クラリネット五重奏曲を含む豊富な室内楽曲、5つの弦楽四重奏曲、多くの器楽ソナタ、そしていくつかの重要な声楽曲を作曲作品があります。

 彼の初期の音楽は、エルガー、ジョン・アイアランドなどの影響を受けて、それまでの英国の音楽の系譜に従っていますが、これはクックがヒンデミットに学んだ時から劇的に変化します。1930年代の音楽ははるかに厳しく、あからさまに対位法的で不協和音で満ちていますが、1937年までに、彼のスタイルに落ち着きつつあります。成熟した音楽がヒンデミット、バルトーク、ショスタコーヴィチの影響を示している場合、ブラームスの影も存在しながら、よりイギリス的な叙情性も残されています。 
 クックはウェストヨークシャーに生まれました。子供の頃、クックはピアノを弾くことを学び、後にチェロを弾くことを学び、7歳か8歳までに作曲を始めました。彼はストリート予備校、レプトンスクール、ケンブリッジのゴンビルアンドカイウスカレッジで教育を受け、そこで歴史を学び、学士号を取得しました。彼は作曲の先生であるE.J.デントの下で音楽を学びように変更しています。ケンブリッジでは、クックはCUMSオーケストラと弦楽四重奏でチェロを演奏し続けました。彼は1927年から1928年までケンブリッジ音楽協会の会長を務めました。
 その後、1929年に音楽の学位を取得し、ベルリンに渡り、ベルリン芸術大学でパウル・ヒンデミットに作曲とピアノを師事。ヒンデミットの作曲クラスには、ハラルド・ゲンツマー、オスカー・サラ、フランツ・ライゼンシュタインも含まれ、後者は生涯の友人であり続け、クックのピアノ協奏曲をレパートリーに残しました。
 

※ 今日は師走の上野に行き、中国の紀元前の世界をのぞいて参ります。昼は、藪蕎麦でも行き

 たいけどどうだろう。 

 

 

Dennis Brain The Collection

デニス・ブレイン20CD

CD 18
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984)
ピアノと管楽器のための六重奏曲op.6
1.IElegiac Prelude.Andante poco lento-meno mosso(Adagio)
2.IIScherzo.Allegro vivace-meno mosso-TempoI
3.IIICortege.Andante poco lento-Adagio
4.IVMenuet.Allegretto- Trio
5.VRondo with Epilogue.Allegro vivace-adagio
ギルバート・ヴィンター(1909-1969)
6.「狩人の月」
ポール・デュカス
7.ホルンとピアノのための「ラ・ヴィラネル」
ピーター・ラシーヌ・フリッカー(1920-1990)
木管五重奏曲op.5
8.IModerato-Allegro moderato
9.IIBadinerie.Vivace-Musette.Moderato e sostenuto
10.IIICanoic Variation:Tema.Poco allegro-CanonI(at 4th).Adagio-CanonII(at 5th).Poco andante-CanonIII(at 2nd)-CanonIV(at 6th).Vivo-Adagio-CanonV(at 7 th).Adagio
11.IVFinale.Vivo
アーノルド・クック(1906-2005)
「アリオーソとスケルツォ」
12.Arioso
13.Scherzo
マラン・マレー(1956-1728)
14.「ル・バスク」
マルコム・アーノルド(1921-2006)
15.「大大序曲」
マスカーニ
16.歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
エミール・ワルトトイフェル(1837-1915)
17.「スケーターズ・ワルツ」