ドヴォルザーク「スラヴ舞曲第2集 作品72 第2番」他 | 翡翠の千夜千曲

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A. Dvořák: Slavonic Dances (standing ovations) - amazing performance!

         

Jania Aubakirova & Martha Argerich plays Dvorak Slavonic Dance, Op. 72, No. 2

          

Antonin Dvorák - Slavonic Dance op 72, Nr. 2, Berliner Philharmoniker, Silvesterkonzert 2018

          

【フルート&ピアノ】スラヴ舞曲集第10番 | アントニン・ドヴォルザーク | Slavonic Dances No.10 | Antonin Dvorak

          

             スラヴ舞曲第2集 作品72 第2番

   ドヴォルザーク-クライスラー編(Dvořák-Kreisler:Slavonic Dances Op.72-2)

 

 

 

  今日は、殺伐としたニュースで心痛む貴方に「スラヴ舞曲」をお贈りしましょう。特に今日は、「スラヴ舞曲第2集 作品72 第2番」に焦点を集めました。 「スラヴ舞曲集」(チェコ語: Slovanské tance)は、アントニン・ドヴォルザークが作曲した舞曲集です。元はピアノ連弾のために書かれましたが、作曲者自身によって全曲が管弦楽編曲されています。第1集作品46(B83)8曲と第2集作品728曲(B147)で構成されています。

 

第1集 作品46 (B83)

  ドヴォルザークは1875年にオーストリア帝国政府の奨学金の審査で提出作品が認められ、以後その支給を受けて乏しい収入を補っていた。その審査員の中にはハンスリックやブラームスがいたが、特にブラームスはドヴォルザークの才能を高く評価し、出版社、ジムロックにドヴォルザークを紹介した。ブラームスは以後も生涯にわたってドヴォルザークを支援していくことになった。

  ジムロック社は、ブラームスの『ハンガリー舞曲集』の成功を受けて、ドヴォルザークにもこうした舞曲集の作曲を要望した。それに応えて1878年3月から5月にかけて作曲されたのが、8曲からなる『スラヴ舞曲集』(第1集)作品46である。最初に『ハンガリー舞曲集』と同様にピアノ連弾曲集として出版され、ただちに人気を博した。ドヴォルザークは同年4月には管弦楽編曲に着手しており、8月に全8曲の編曲が完成した。これも同年のうちに出版され、たちまち世界中のオーケストラのレパートリーとなった。

  連弾版の初演については明らかでない。管弦楽版は第1、3、4番が1878年5月16日にプラハでアドルフ・チェフの指揮により行われている。

  第1集ではボヘミアの代表的な舞曲であるフリアント、ソウセツカー、スコチナーなどが取り上げられている。ドヴォルザークは民族舞曲のリズムや特徴を生かしつつも、旋律は独自に作曲している。 ウィキペディア

  ドヴォルザークの音楽が魅力的なのは、シューベルトと並び賞される、その親しみやすく美しい旋律でう。私が1曲書く間にドヴォルザークは10曲書くと言ったのは誰だったでしょうか。例えば、彼の交響曲第9番の第2楽章は、日本語の歌詞がつけられて「家路」として親しまれれていますが、学校や市町村防災行政無線などから流れているのを見れば特別な説明も不要でしょう。防災無線はともかく、こうした現象はどうやら日本だけではないようです。ピアノ曲「ユーモレスク」変ト長調はクライスラーのヴァイオリン編曲をはじめとする様々な編曲で演奏されていますから、クラシックファンでなくても知っている人が多いでしょう。

 

第2集 作品72(B147)

  第1集が成功したため、ジムロック社は次なる舞曲集の作曲を早くからドヴォルザークに要望していた。ドヴォルザークはすでに作曲家としての名声を確立し、次々と大作を手掛けつつあり、また前作をしのぐものを書くことは難しいと思っていて、その作曲には当初は消極的だった。しかし、1886年6月になって突然創作意欲が湧き、1ヶ月でピアノ連弾版の全8曲を完成した。これが『スラヴ舞曲集』第2集 作品72である。管弦楽編曲も同年11月から翌1887年1月にかけて行われ、両版ともそれぞれの完成の年に出版された。

  第2集も連弾版の初演については明らかでない。管弦楽版は第1、2、7番が1887年1月6日にプラハでドヴォルザーク自身の指揮により行われている。

  第2集ではチェコの舞曲は少数にとどめ、他のスラヴ地域の舞曲を取り入れているのが特色である。特に第2番は管弦楽版が時折TV番組やCMにも取り上げられるなど、有名である。NHKの音楽番組「名曲アルバム」の初回放送(1976年4月5日)も、この第2番が取り上げられた。

  なお、各曲は第2集だけの通し番号で呼ばれることもあるが、第1集からの通し番号で呼ばれることが多い。本項では前者を採るが、後者の場合には順に第9番から第16番となる。

 

 

 

ピアノ連弾 ドヴォルジャーク : スラヴ舞曲集 op. 46 スプラフォン社日本語ライセンス版

 

 

 

ドヴォルジャーク : スラヴ舞曲集op.72 全曲版ピアノ連弾日本語ライセンス版 Dvorak: Slavonic Dances Op.72, complete