フルートの出番です59  マラン・マレ「スペインのフォリア」 | 翡翠の千夜千曲

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       Emmanuel Pahud - Les Folies d'Espagne

 

   

     Marais, Marin Les folies d'Espagne fuer Floete solo 直接ユーチューブに飛んでください

 

  今日は、マレのスペインのフォリアを聴きたいと思います。フォリアについては、以前 狂気と言う名の踊り コレッリ「フォリア」 で紹介しましたが、一時期余りに流行して狂気じみているとか猥雑だとか言われ禁止になったいわくつきの踊り(音楽)です。コレッリの後にマレは生まれていますので、おそらくはコレッリの作品を聴いたか楽譜を見て影響下の下で書いたと思われます。(詳細はコレッリの方をお読みください)

  マラン・マレー(マレ、Marin Marais、1656年 - 1728年)は、フランスの作曲家で指揮者、そしてバス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者でもありました。
  パリ南の貧民街で見習い靴職人の子供として生まれ、幼少の頃から音楽の才能を認められて1667年にはパリ第一の音楽教育機関だったサン=ジェルマン=ロクセロワ教会の聖歌隊に入り、1672年までフランソワ・シャプロンなどのもとに教育を受けています。
  聖歌隊を出た後、ヴィオールをサント=コロンブなどに師事して、名手として知られるようになり、おそらくはリュリ門下の作曲家ジャン=フランソワ・ラルウェットなどの手引きもあって、1676年にはパリのオペラ、そして1679年8月1日からはルイ14世の宮廷のヴィオール奏者に任命されました。また作曲家としての名声も高く、1693年に最初のオペラ「アルシード」を発表してからは、パリのオペラの作曲家、そして後には指揮者としても成功をおさめています。晩年にはまた、ヴィオールの優れた教師として知られています。

 

<演奏者>Wally Hase

  ウォーリー・ハセが、 フルートのレコーディング:を2021年2月25日 ウィーンのコンツェルトハウスで行った様子です。

  ウォーリー・ハセジャン=クロード・ジェラール教授とオーレール・ニコレット教授の下で研鑽を積み、22歳でシュターツカペレ・ワイマールの首席フルート奏者となり、2009年まで務めました。2000年には、音楽大学FRANZ LISZTワイマールでフルートのフル教授に任命され、2014年から2018年にはクラクフ音楽大学で客員教授を務めました。 2018年10月よりウィーン音楽舞台芸術大学フルート教授。

  彼女は、カメラタ・ザルツブルク、アンドラス・シフ卿、シュターツカペレ・ドレスデン、SWRとWDR交響楽団などが指揮するカメラタ・ザルツブルク、カペラ・アンドレア・バルサとのソロ・フルート奏者としてオーケストラ活動を続けています。ウォーリー・ハセは、リサイタル、ソロコンサート、室内楽など豊富なコンサートライフを持ち、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア、南米でマスタークラスを提供しています。様々なラジオ局、ソロや室内楽とのCD録音、国際的な審査員活動との数多くの録音は、彼女の音楽活動の絵を完成させます。ウォーリー・ハセはヘインズ・アーティストで、Wm.S.ヘインズ/ボストンのシルバーフルートで演奏しています。

 

<演奏者>エマヌエル・パユ(省略)

 

 

   

マレ、マラン/スペインのフォリア

Marais, Marin LES FOLIES D’ESPAGNE

 

 

 

マレ: 「スペインのフォリア」と「迷宮」、そして1701年の組曲 ~フランスのヴィオールと異国の空気~
マリアンヌ・ミュレ 、 アンサンブル・スピラール