C. Chaminade: Concertino pour Flûte, Op.107
Chaminade: Concertino for Flute - Hayley Miller (flute), Benjamin Zander
Hayley Miller (flute), Benjamin Zander (conductor)
Boston Philharmonic Youth Orchestra
2020オリンピック東京大会のメインテーマの基本コンセプト3つのうちの一つが、「多様性と調和」が歌われていますが、この作曲家にも関わることです。「フルートのためのコンチェルティーノ」を作曲したのは、セシル・ルイーズ・ステファニー・シャミナード(1857年-1944年)はフランスの作曲家でピアニストでした。1913年、女性作曲家として初めてレジオン・ドヌールを受賞しています。 アンブロイズ・トーマスは「これは作曲する女性ではなく、女性である作曲家だ」と言いました。この言葉も、彼女の作品と人間性を一人の人間として評価することを表明しています。作品の特徴としては、後期ロマン派の華麗さを持った作品としてコンクールなどでも取り上げられることがあります。
アメリカの作曲家のほとんどが、ナディア・ブーランジュによって育てられたように、偉大な人は女性であるとか男性であると言うことではなく、何をだれがしたかで判断されるべくです。その彼女の、代表的作品の一つがフルートのためのコンチェルティーノです。この曲は、コンセルバトワールの卒業試験のために書かれました。
彼女は、ピアノの演奏家でもあり、フランスは勿論アメリカなどにも演奏ツアーを行っていますし、作品も多く出版されましたが、次第に話題から遠のき、今ではこの作品の他僅かに演奏されるだけになっています。
<演奏者>
ボストン大学2年生のヘイリー・ミラーは、現在リンダ・トゥートとフルートパフォーマンスを学んでいます。ボストン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン大学室内管弦楽団、ウィンド・アンサンブル、クレヨラ木管五重奏団のメンバー。演奏だけでなく、ソロ公演を楽しみ、いくつかの大会に参加しています。最近では、今年2月にBPYOでシャミナード協奏曲の演奏者に選ばれました。彼女がフルートと一緒にいないとき、ヘイリーは走りが好きで、ケンブリッジのアレティア教会の積極的なメンバーでもあります。
Denis Bouriakovについては、以前お知らせしたとおりです。ロスアンゼルフ交響楽団フルート奏者
Chaminade, Cecile CONCERTINO,OP.107
コンチェルティーノ OP.107
エマニュエル・パユ 、 フランソワ・ルルー 、 パリ室内管弦楽団