中継の見学に行って来ました。またしても寝坊で集合時間に2時間送れて到着したけど(反省)。まあ、今日は急遽野次馬的に参加したわけだし、あまり邪魔にならないように脇で静かに見ていようと思いつつ、スタート&ゴール地点と中継本部のある日比谷公園内「健康広場」まで向かったのでした。

 それにしても、コンディションとしては最悪だった。前夜から陰湿な秋雨がじとじとと降り注ぐ、およそ「体育の日」(しかも今年は本来の10月10日:晴れの特異日だからこそオリンピックの開会式の日に選ばれたとか)とは思えない天候のおかげで、スタート地点前にある未舗装の広場はぬかるみ状態。滑らないよう一歩一歩恐る恐る踏みしめつつ歩かなければならないような状態だ。

 スタート地点の脇、大会本部の並びのテントに置かれた中継本部に陣取るアワプラ軍団(って書いたら白石さんまた怒るかな。「うちは石原プロじゃないわよ!」とか)の表情にも厳しさが窺えた。無理もない。何しろ昨日の深夜まで準備作業に追われ、みんな睡眠時間も満足に取れないまま中継本番に突入していたのだ。狭いテーブルの上には持ち込みの機材が所狭しと並び、その周囲を雨合羽に身を包んだ軍団、もといスタッフたちが、雨を避けたテント内で身を寄せ合うかのように佇んでいる。足元には機材から伸びたおびただしい数のコード類が、まるで一気にぶちまけたスパゲティのように絡み合い、やがて足元の泥沼の中に溶け込んでいた。

 ちなみに10日のこのブログで、私が急遽会場まで顔を出すまでになった経緯を書いたけど、後で振り返ってみたら実にこれも滅茶苦茶な偶然の積み重ねによるものだった。まず、前日の昼過ぎに白石さんが私の携帯に電話してきたのは、単にイベントに関連して思いつく端から知り合いに協力の電話を掛け捲っていたからであり、それに対する私の返信が届かなかったのも、その白石さんの携帯が使いすぎで壊れたかららしい。

 仕方なくアワプラの事務所に電話をかけた私に、近藤君からは「はっしー(橋爪明日香)が白石さんにはくっついてるはずです」との返事。で、さっそく電話した私に対して、橋爪明日香がまた開口一番「死にそうです」などと中間を全部飛ばした説明をしたものだから「大丈夫か?!」と気が気でなくなってしまったのだった(白石さんはその後に事務所までやってきた私に「何でここにいんの?」と思ったらしいけど)。
 とはいえ、さらに後刻マラソンが終わってから聞いた話では、白石さんは「3日間自宅に帰っていない」そうだったし、はっしーに至っては「3日間風呂に入っていません」というのだった。しかし、こういう人たちによってどんどん巻き込まれる俺っていうのもいったい何なんだろうかと、例によって思ったりもした次第でありましたが……。