今年(2010年)2月に、内閣府が全国の15~39歳の男女5000人を対象に行った調査結果が発表されました。有効回答数3287人(65.7%)だそうですから、統計的には有効な数字でしょう。 これから推計した数字がタイトルの数字です。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=28388


心や体の病気をきっかけとする23.7%に関してはちょっと別に考えるべき部分はあると思いますが、私は基本的には親の対応の問題だと思っています。不登校がきっかけというのも11.9%あります。


義務教育の間の不登校は何か方策が必要でしょう。学校との連携、友達(かつての友達含む)などの協力を仰いだり、勉強については家庭学習も可能でしょう。日本人は今でも精神科にかかることに抵抗がある人も多いようですが、メンタルな部分の専門家の知恵を借りることも時には必要です。


しかし、高校生の不登校を含む義務教育を終えた年齢の引きこもりについて、私は基本的に簡単なことだと考えています。だって、義務教育を終えているのですから、学校に行かないなら独立するべきでしょう。20歳までは子供ですから親に責任があるのは確かですが、私に言わせれば、学校に行かず働きもしない義務教育を終えた子供に飯を食わす必要はありません。まして、部屋に引きこもっている子供に、部屋の前まで飯を持って行く・・・なんてあり得ません。


親はそれで面倒を見ているつもりになっているのかもしれませんが、檻に入れているペットに餌を運んでいるようなものです・・・つまりは、大切な子供を人間扱いしていないことに気がつかないんでしょうか?


私なら簡単なことで、「学校に行かないんなら働け。家で住むなら最低でも食費だけは入れろ。」で終わり。それができないなら叩き出します。ただこれは女の子(私は一人息子で娘はいないのですが)の場合で、男の子ならこの対応は20歳まで。20歳を過ぎたら、たとえ食費を入れていたとしても、アパートの一つも借りて一人で住むようにさせます。


二世代三世代が一緒に住んでいる他人様のお宅をとやかく言うつもりは毛頭ありませんが、基本的には人間だって動物ですから、同じ屋根の下に壮齢のオス(笑)が複数住むことには無理があります。もちろん、十分なスペースがあり、同居といっても実質的に個々の夫婦単位の家庭が物理的にも独立しているような住み方なら問題ないでしょう。


更に私達は人間ですから、その他の動物と一緒くたの話にはなりませんが、男の子は家庭を持つまでの間、一人暮らしをする時期が必ず必要だと考えていますし、女の子もできれば一人暮らし期間があったほうが良いでしょう。


私は大学受験に失敗して二浪していますが、一浪が決まった4月に家を出て志望校の近くにアパートを借りました。アパートったって築後30年は経っているだろうという学生下宿で、トイレ・炊事場は共同、風呂はなし(笑)その上、向かいの棟は窓を開けたら手の届くところに建っていて、昼間も全く日差しはなし。実際真昼間から、読み書き(つまりは勉強)するなら灯りが必要でした。家賃12000円(^^;) これでも当時の関西ですから、保証金1年分、更新時礼金2ヵ月分も必要でした。


さすがに入居保証人だけは親になってもらいましたが、金銭的には一切世話になっていません。高校時代のアルバイトでその程度の金は持っていました。私の場合は、親がそうしろと言ったわけではなく、私がそうしたかったということです。


浪人生ですからバイトに明け暮れるわけには行きません。短い期間でできるだけ稼ぎ(となると、当時は土方仕事が主でしたが)細々と食い繋ぐ(笑)わけです。暫くすると、雀荘の閉店前の掃除(牌を専用のクリーナーで拭くことと雀卓の清掃(床掃除は含まず))の仕事にありつきました。12卓の小さな雀荘でしたので慣れてくると45分ほどで完了。一日1000円で払いは毎日キャッシュ。


学生街の雀荘なので日曜日は休みでしたが、このバイトは本当に助かりました。月に24000程度にはなりましたからね。家賃を払っても半分残り。それまでは土方仕事のバイトに月1週間程度は行っていましたが、3日も行けば食えました。つまりは1ヶ月6万円ほどで暮らしていたのです。


その後、家庭教師(今にして思えば、浪人生に勉強をみてもらおうという生徒がいたのが不思議ですが(笑)数学だけですが高3生の生徒もいました。彼女は現役で神戸大合格。私は2年浪人しても大阪府立大学に入れず(笑)数学以外は彼女に習ったら良かったのか?(爆))を始め、文化住宅に移って小中学生向けの塾を始めたため、経済的には物凄く楽になりました。


浪人生活も一人暮らしもやりたくてやっていたので「苦労」だと思ったことは一度もありませんが、さすがに親のありがたみ(特に母親のありがたみですかね)は良く分かりました。当たり前ですが、一人暮らしをしていたら、飯の時間になったってオートマティックで食事の用意ができているわけではありません。何か食べるものを自分で用意しないといけないわけです。


当時はコンビニなんてありません(あったとしても私の食費予算では弁当などは買えなかったでしょうけど(^^;) )し、最低でも米だけは炊かないことには話しになりません。特に下宿してから半年間(=夏場)は冷蔵庫もなかったので、腐らないものメニュー(笑)に苦心しました。


大量にカレーを炊き数時間置きに熱を通して3日間食べる(笑)とか、飯とチキンラーメンの「ラーメンライス」とか、佃煮、梅干、マヨネーズ(ちょっと意外かもしれませんが、実はマヨネーズは常温で十分にもちます。中に空気をできるだけ入れないようにさえすれば、夏場でも常温でも2週間以上、冬場なら1ヶ月は腐りません)、干物(水分の少ない干物は吊るしておくと日持ちはするが部屋が臭い(爆))・・・などなど。


まあ、高校では山岳部でしたのでレパートリーは少ないですが、少しは料理もしていたのは役に立ったかな。そう言えば、この頃使っていた食器の多くは山用のものでしたし、鍋釜も大部分はコッフェルという山用のものでした。


月に1度程度実家に帰って飯を作って貰うと、本当に涙が出るほど(笑)ありがたかったですね。土曜の深夜(雀荘のバイトが終わってから)に帰って、翌日曜日にはもう下宿に戻りますが、母親が味噌や醤油や佃煮や梅干や・・・あれやこれやを私のザックに詰めてくれます。土曜の晩からいろいろ詰めてくれているようで、丁寧に見るのは下宿に帰ってからですが、一人暮らしをしていると必要になる意外なもの(ちょっとした繕いができる針や糸の裁縫道具や安全ピン、単調な食事に彩りの出る釜飯の元や缶詰め、お金を出してまでは買いたくないがあると便利な手ぬぐいタオル類などなど)をやっぱり良く知っているのですね。人生の先輩の知恵でしょう。


こういった生きていく上での基本的なことを、子供が幾つになっても親が面倒をみていると、全く生活力(ここで言う生活力とは経済力だけではなく、日々の暮らしでやらなければいけないことを普通にできる能力)のない、子供のような大人を作ってしまうのです。