2009.5.16千葉県南房総某磯 14:30~16:00小潮干潮14:52(32cm)満潮22:00頃
5月24日の釣行記の中で、『自分にとってとんでもない事』その出来事を書きたいと思います。
少し長くなるかもしれませんが、相変わらず自分記録用も兼ねてますのでご了承ください![]()
前日金曜の夜が飲み会であったため、土曜の昼から釣りに出かけました。
久しぶりの釣行なのでナニを釣ろうかさんざん悩む・・・と言っても2週間ぶり![]()
当日の潮汐及び海況より導き出した釣行工程のシナリオはこうです。(おおげさな・・・)
まず昼の干潮時は小磯でカサゴ・ソイ釣り遊び、夕方からは尺メバル狙い若しくは明け方までアジ狙い、あわよくば尺アジのお土産がいっぱいという算段![]()
とにかくアジが釣りたい
刺身・焼き物・揚げ物、どうやっても極上の味が楽しめますしね![]()
気まぐれな青魚である真アジを釣るには広範囲を釣り探らなければならない事は容易に想像できます・・・
ここでコマセ等のエサを使えば手堅く釣ることは出来るかもしれないけど、寄せエサ無しのルアー釣りではそうは行きませんから めんどくさい 悩ましいところです。
さてどうなることか。
ちなみにちゃんと狙ってアジを釣ったことはないです・・・![]()
自宅を昼に出発
館山道を一気に南下、以前からちょっと気になっていた磯場へ向かいました。
今回は昼間から釣行のため、新規釣り場の開拓も兼ねてのソイ釣りなのです。
初めて来た小さな漁港の一角に車を停めさせてもらい、ライトタックルとシーバスロッドを持って出発。
ソイ・カサゴなら小物竿で充分ですが、念のためのスズキ竿。アオリイカにも興味あるし![]()
さて、漁港から岩場を降り、しばらく歩くといかにも、な場所に出ました![]()
今は干潮、潮が引いているので潮溜まりがたくさん出来ていますねぇ。
潮溜まりを覗いてみると異様な光景に遭遇。
15cmくらいの良型の背黒イワシ(カタクチイワシ)が取り残され行き場を失っているじゃありませんか![]()
小さな潮溜まりで元気に泳いでいるところを見ると、ここ1・2日中に接岸し、取り残されたのでしょう。
いきなりの負の思考ですが、万一ここでボーズだったら無料のお土産が大量確保できたぞ![]()
調理次第ではとても旨い魚。つみれにしたら最高だろうなぁ。酢で〆てもいいかも。
とりあえずその場で手開きにして味見。コリコリですこぶる旨いです![]()
そしてイワシが寄っているということは・・・・・
ここで、ソイ・カサゴ釣りの事はすっかり頭から飛んでいて、どんどん未開の地(自分にとって)に入っていきます。
数十分歩いたところで沖に続く岩を見つけました![]()
なんとか先端までたどり着いたのですが、復路を考えると潮が上げ始めたらすぐに退避しないと絶対に岸まで帰れなくなるやや危険な所です。猶予は一時間しかありません![]()
早速準備し、イワシ系ルアーをセット、沖のサラシに向かってブン投げた![]()
![]()
実は今回、初めてスナップを介してのルアー装着。余計な物を挟まない直結が自分の身上ですが、やはり泳ぎ方がいつもよりずっと良い感じ
いとも簡単にレギュラー決定![]()
広大で雄大な太平洋に向かって釣りをしていると、とても気持ちが良い、ボーズでもしょうがないや。と思えてしまう不思議・・・。
と、そんな気分の良い2.3投目、「ゴッ
」という魚信![]()
しかしルアーにちょっかいを出すだけで掛からない。でもナニかいる![]()
そのルアーを回収した直後
背黒がナニかに追われて逃げ惑い、自分の足元に5匹程飛び出てきて岩場で跳ねています。
海の中はその背黒のウロコがキラキラしているし何匹かは水面で瀕死の状態・・・大物がイワシを襲いまわし暴れているのは明らか。
わたしのお目出度い頭の中はヒラスズキ・カンパチ・ヒラマサ・・・海のルアー釣り師憧れの魚達を勝手に想像![]()
手持ちのルアーで一番背黒に近いイワシ色に思い切って交換する。
緊張と興奮で手がプルプル震えてなかなかラインが結べない![]()
このイワシ色の小さいサイズを前から使っていますが、使えば釣れない日は無いくらい相性の良いルアー。
大きめサイズでも良い仕事をしてくれるに違いない。新品卸したての第1投。大物の主がヒラスズキと勝手に想定し沖のサラシへ投入![]()
少し狙いが外れ、サラシの少し外側をルアーが泳いでいく・・・
その瞬間
経験したことのない強い力で一気にロッドが持っていかれる![]()
合わせる間も無くきつめに締めたリールのドラグからラインがどんどん出され、ロッドは根元からを弧を描いて曲がっている。
とても左手一本では支えられない
(右投げ右巻きスタイルの素人なゴンタック
)
両手で「外れるな~
」と祈りながら耐える。
メインラインは16lb(7kgf)程度の負荷に耐えられる物を用意してますが、結び目は必ず強度が落ちるし、フックが延ばされる危険性もある。
しかし、今日のリール(カルディアKIX2506)は100mしかラインがないためドラグを締めてラインの放出を控えるしかありません。3000持ってくれば良かった・・・と後悔・・・
一瞬引きが弱くなったところでドラグを増し締めし、強引にこちらを向かせ寄せにかかる!
相手の引きから、ヒラマサなどの弾丸系青物ではない(釣ったこと無いけど
)、普通のスズキでも無いことは明らか。
とんでもないトルクと休み無い鋭い突っ込み![]()
![]()
長い攻防の末、だんだん魚が寄ってきた
ヒラスズキの白金の魚体を水中に探す。どこだ![]()
![]()
スズキ特有の「エラ洗い」にいつでも対処できるように構える。
相手はやっと疲れてきた様子。
ラインを目で追って魚体を確認する・・・・・「ん
」
まず長い胸ビレが一番最初に目に入った。それくらい印象的な胸ビレ![]()
そしてコバルトブルーのかかった腹ビレ、切れ長の尾ビレ、茶褐色の魚体が波間から見えた・・・
「カンパチ
」
目を疑ったがその時は本気でそう思った。
この数週間前、黒潮接近の際には別の磯で種類は分かりませんが、50cmくらいの青物が悠然と泳いでいるのを目撃している印象が強く残っていますから余計です。
そして更に寄せて今度は完全に相手の口から空気を吸わせた!
「え
マダイ
」
頭の中は混乱しながらも腰に下げているタモ網を用意し確保の態勢に入る。
どうやらフックはガッチリ掛かっているようだが、外洋に面した磯では波に翻弄されて思うようにタモに入りません。
「バレるかも・・・」と思いながらも何とかタモに収めた
引き上げるがとても重たい![]()
ついにやった![]()
怪物(自分的に)を地磯から釣り上げた達成感と、房総の大自然に感謝しきり。
魚体は長年荒波に揉まれて生きてきた貫禄充分のお世辞抜きで立派な天然マダイ![]()
後の計測で70cmちょうどと判明。
ルアーで釣れるとは話しには聞いていたけど、マダイといえば沖に出てコマセ+オキアミやエビで釣るものと思い込んでいた。まさか自分に・・・![]()
しかも沖磯でなく、地磯で釣れるとは・・・。
余韻に浸りながらもとにかくフックを外して、急いで釣りを続ける。たぶんあと30分くらいで退路がやばい状態になってくるはず![]()
やっぱり少しだけ満ちてきた、波もさっきより高いような気がする。釣りには更に最高の海況になりつつあるが・・・。このまま夕まづめまでやりたいなぁ。
でも今日は小物遊びのつもりで来たから、飲み物もライトもストリンガーも持ち合わせが無いのです。
何もかも準備が足りない・・・ここで夜を迎えたら自分がカニとフナ虫の餌食か・・・
ちなみにこの日の装備は、ブーツに合羽の軽装。
気を取り直してさっきと同じような場所へルアーを投げ入れます![]()
するとまた、「ドン
」とひったくられる様な引き![]()
大きく強く鈍い引きと伝わる重量感から、こいつも大物であることは明らか![]()
マダイとの格闘で両腕が重いけど、少しずつ寄せてくる。
銀色の魚体が見えた![]()
間違いなくスズキ系の魚。
灰褐色のかかった背中、あれは・・・見慣れたマルスズキであることがすぐに分かりました。
しかし、なかなかの大物。後の計測で80センチちょうどでした
納得の磯マルスズキ。
その後、足元で60cmくらいのマルちゃんを追加して、大急ぎで岸に戻ったのでした![]()
![]()
マダイと最初のスズキをお土産に担いで、また数十分の道のりを歩き愛車の元へ戻りますが、一つ心配なことが・・・
どうやって東京へ持って帰ろう・・・今日はアジ狙いで小さいクーラーしかもって来てないし。
やや離れた場所で立ち話していた漁港関係者の方のうち一人が途方に暮れている私の近くに来て、
「すっごいティ(鯛)だよ!」と他の方々を呼んだのです![]()
そして、どっから来た
どこの船で釣った![]()
などなど質問攻めに遭う。
ところがその人達は港で船宿も運営するプロの漁師さんたちだったのです![]()
そして容器、氷、梱包までいろいろ面倒を見て頂き、なんとかトランクに収めることが出来ました![]()
本当にありがとうございます
南房安房の国は自然も人も最高ですね![]()
僅か1時間ほど竿を振っただけですが濃密で有意義な時間を過ごすことが出来ました。
そして今後さらに磯ルアーにはまっていくことでしょう。
持ち帰った魚はもちろんおいしく頂きました。
それでも疲れきってアジ釣りが出来なかったのがちょっとだけ心残りでした![]()
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