この頃、ライヴづいてます。
先日もMAHIROが出るインディーズ数組のライヴに、息子のテニスのコーチと一緒に行ってきました。
えーと、MAHIROっていうのは近頃すっかり仲良しのミュージシャンです。
ホントはヴォーカル専門の彼ですが、この日はアコースティックなんたらかんたらの日だったので、ギターの弾き語りでした。
MAHIROの他にも、4つのグループが出ました。
これがね、みんなとても上手でびっくりしました。
って、なんかとっても素人な感想なのですが、他に書き様がないので仕方ない。
上手で、それぞれ違った個性のグループが入れ替わり立ち替わり登場しました。
この感じ、なんかに似てるなーと思ったら「寄席」でした。
「寄席」。知ってますか皆さん?
「よせき」とか「きせき」とか読んじゃってませんか?
「よせ」です。落語とか漫才とか曲芸とかが入れ替わり立ち替わり出てくる演芸会です。
20代の頃、寄席にハマって通い詰めた時期があります。
カミさんとのデートもほぼ毎回、寄席でした。
ボクのその後の人生に多大なる影響を与えた空間、「寄席」。
あ、話がそれた。「寄席」の話は後日書きます。
で、その「寄席」と、その日のライヴがちょっとダブって感じて心地よかったのだ。
みんなホントに個性があって主張があって、実によい。
ところで、インディーズのライヴって、ボクの業界でいうと「コミケ」だなと思った。
「コミケ」=「コミックマーケット」。知ってますか皆さん?
自費で作った漫画を売る市(いち)です。
これがまたプロより上手い人が混ざってる。中にはプロよりファンも多く、稼ぎも多い人もいる。
プロの漫画家にとってはある意味「素人なのに商売敵」みたいな存在だけど、でも素人はプロと違って表現が自由で、いつもうらやましく思う。
本来アートの表現は自由であってしかるべきで、だからプロも素人もない訳で、ともすると素人の方が「本当」なんじゃないかと思ったりもする。
あー、また話がそれた。「コミケ」の話もそのうち書きます。
で、その「コミケ」と今回のライヴがまたダブって見えたのだ。
アートにはどのジャンルにも「上手な素人」がいたり「下手なプロ」がいたりする。これって他の仕事じゃ考えられない事だよね。
…いや、そうでもないか?…とすると、プロと素人の違いってのは…
まあいいや、また悩みそうだから。
なにしろそんな訳で、その日は久々にとても刺激を受けたのだった。
なんてゆーか、自由に、楽しく「自己表現」してる彼らを見て、ボクの中の「忘れかけていた何か」(笑)を思い出させてくれた感じ。(笑)
MAHIRO有り難う。息子のテニスのコーチも喜んでました。
また誘ってね。