丸々1ヶ月感想ブログを放置し、オタク活動と仕事に勤しんでおりました。記憶が薄れかけている感想を簡潔に今更アップします。義務ブログですな。最近まっったく映画館に行ってないなぁー!配信ものとドラマばっかり観てて、見るからに映画館離れが進んでいるという恐ろしい事態。そろそろ観なきゃな…。てなわけで3本ぶんの雑感想いきます。
1本目、遥か昔に観た「ザ・バットマン」。すごい評価高いですが、個人的には微妙でした…。とにかく長い(笑)ただ、撮影はすこぶる良くて画面にはグイグイ引き込まれましたし、作品全体のほぼ「ゾディアック」+「セブン」のフィンチャーな雰囲気はとても良かったです。が、単純に話がつまんないのと、だらだら長いのが気になって個人的にハマらず。ポール・ダノが出てくるまですげぇヒマでしたが、ポール・ダノが出てきてからは全てをポール・ダノが持っていってくれたので楽しめました。前半が長かったんやな。
次に「コーダ」。観た後、「これがオスカー取ってほしいなぁ」と思うくらいものすごく好きな作品になり、結果その後作品賞を取って、良かったねぇ( ; ; )という気持ちになりました。ものすごい好き。今のところ今年ベスト級に好きです。
映画観る前に想像していたものよりも、より普遍的に「親離れと子離れ」の映画だったのが印象的で、ラストの味わいは大好きな「レディ・バード」とかに近かったです。とにかく登場人物全員が憎めない愛すべき人々で忘れ難い。いくらでもウェットにできそうな作品ですが、味付けがポップでキュートで、これでもかと清々しい味わいを残すのが素晴らしかったなぁ。家族というものの、光と闇というか、暖かさと同時に呪い性みたいなものも描く射程の広い青春映画であり、家族映画にしているのが印象的でした。素晴らしかった。
その後、アトロクのろう者と映画特集で色々議論になってたりして、その辺もとても勉強になりました。あれを聴くと、この映画好きってめちゃくちゃ言いづらいですが、それでも私はこの映画が好きです。
続いて「ベルファスト」。これはアカデミーの直後くらいに観ました。良い映画でした。正直前知識なしで行ったのでどんな話なんだろうと観てましたが、ものすごくロシアとウクライナの問題に近くて物凄くタイムリーだなぁとか。それをスケッチのように描くことで、ほんとに誰かの記憶をそのまま覗いてるような感覚になりました。
おじいちゃん、おばあちゃんはものすごい印象に残ったなぁ。特にラストカットのジュディ・ディンチは痺れた。
てなわけで、当面の目標はちゃんと映画館に行くこと、ですな。何をしているんだ私は。家でドラマ観ててもすぐ寝ちゃうあり様。ムーンナイトとか2話で3回連続で寝落ちしてて、一生3話に進みません。助けてください。