ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結/逆襲のジェームズ・ガン | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 
 
 
 
ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
 
逆襲のジェームズ・ガン
監督:ジェームズ・ガンさん
出演:イドリス・エルバさん、マーゴット・ロビーさん、他
 
 
 
私が住んでる地域もついにコロナが蔓延してきまして、近くの映画館のレイトショーがなくなりましてね。基本的に仕事終わりにレイトで観てた勢なので、映画館に行く機会がぐっと減りました。てなわけでお休みの日に固めてまとめ観。
 
ジェームズ・ガン新作のスースク観てきました。いや~楽しかった!!
 
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まぁこの数年でいろいろあったジェームズ・ガンですが、その鬱憤をぶつけるような会心の一撃のような映画で最初から最後までうっきうきで観てました。ともかく楽しい!まずしょっぱなから全開で心つかまれますよね。なんですかあのオープニングの上陸作戦は(笑) バイオレンス、スラップスティックのアイディア、ゴアのバリエーション、ともかくサービス精神が大爆発しているあの上陸作戦だけでこの映画最高!となりました。映画に求める「最高」があのシーンには詰まってて、まぁMCUではできないことだらけ、初期のジェームズ・ガン魂が詰まった素晴らしいシーンでした。
 
尺は長めなんだけど、全体のテンポと要所要所の映像的アイディアとメンバーの掛け合いの面白さでまったく飽きない。これだけキャラクターがいて全員がちゃんとキャラ立ちして最後には愛おしくすら思えるんですよね。これは前作のスースクにはなかった点で、ジェームズ・ガンだからできたところかなと。
 
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色んなアイディアの詰まった一本ですが、ラストの決着がネズミっていうのが個人的にはグッときましたね。基本的に「ウォンテッド」とか大量のネズミが活躍する映画は好きなんですが、このスーサイド・スクワッドという映画とこのネズミという生き物の親和性がハンパなくて。なんか泣けたなぁ。「なぜネズミなの?」と問う回想がクライマックスにくるところとか、いろいろあったジェームズ・ガンと重ねるとなんかね~グッとくるものがありました。
 
ま、ともかく全編楽しい一本ですし、大満足の娯楽大作となりました。