ボストン・ストロング ダメな僕だから英雄になれた
邦題は謎ですがいい映画でした
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監督: デビッド・ゴードン・グリーンさん
脚本: ジョン・ポローノさん
出演: ジェイク・ギレンホールさん、タチアナ・マズラニーさん、ミランダ・リチャードソンさん、他
原題: Stronger
上映時間: 120分
あらすじ: 両足がなくなります
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「ボストン・ストロング」観てきました。ボストンマラソンものというと「パトリオット・デイ」がありますが僕はあの映画がすごく好きでねぇ(´∀`)今回も描き方は違えどボストンマラソンものということで楽しみにしておりました。
まぁまぁ良かったです(・∀・)
映画.comのあらすじはこんな感じ。
2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件で両脚を失う被害を受けた実在の人物ジェフ・ボーマンの実話を映画化。テロ事件の犯人特定に一役買ったことで一躍脚光を浴びるも、両脚を失うという大きな傷を追ったボーマンが、恋人や家族に支えられ、困難を乗り越えて再生していく姿を、「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホール主演、「スモーキング・ハイ」「セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅」のデビッド・ゴードン・グリーン監督のメガホンで描いた。ボストンで暮らしていたジェフ・ボーマンは、元恋人エリンの愛情を取り戻すため、彼女が出場するボストンマラソンの応援に駆けつけるが、ゴール地点付近で発生した爆弾テロに巻き込まれ、両脚を失う大ケガを負ってしまう。意識を取り戻したボーマンは警察に協力し、ボーマンの証言をもとに犯人が特定されると一躍ヒーローとして脚光を浴びるが……。
両足をなくしながらもテロの犯人特定に貢献したということでヒーローにまつりあげられ、「ボストンストロング」というボストン復活の象徴のようになっていくジェイク・ギレンホールとその周りの家族たちの光と陰…っていうお話なんだけど、この主人公や主人公家族をキレイに描かない、しっかり人間臭くダメなところはダメに描いてるのがとても偉いと思いました。そりゃあさぁ、こんなテロを経験して、その後いきなりボストンの象徴みたいになるって、まともでいられるわけないわけですよ。
その苦悩の描きこみや家族それぞれの思いがバラバラになる描写、ボロボロになって行く主人公という中盤まではとても良くて、あとなにより良かったのは主人公が自分を助けてくれた人と出会ってその思いを聞き、once againするところはほんと感動しました。
が、ラストがちょっと食い足りなくて、それまでの家族の苦悩の決着はそこそこに、より大きなアメリカのでかい流れにお茶を濁された感じがしたというか、もうちょっとこの家族の傷の癒しにフォーカスをしっかり当てて欲しかった気がします。特に根が深そうな母親まわりはもうちょっと突っ込んでも良かったのでは……と思いました。
が、まぁしかしジェイク・ギレンホールは素晴らしいですし、大きなテロをよりパーソナルな視点で描いた良作だとは思いますので、この機会にぜひ。
しかし、ダメな僕だからヒーローになれたという副題はイマイチ納得ができないというか、ダメな僕だからなれた根拠はあんまり感じられなかったので、ボストンストロングだけで良かったんじゃないかしら〜
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好き度: 60点
まあまあ良かったです(・∀・)
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