というわけで、新劇場版を東京国際映画祭で、劇場で観ることができました~!
これにて、【エヴァはじめました】シリーズ完結でーす!!
ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 序
同じようでなんか違う!( ゚д゚ )と思いながら見てました。アニメ版までのヤシマ作戦までを映画化…なんだけど、海は赤いし、山は削れてるし、同じようで何かが違う…そんな違和感の元なんだかんだでアガるヤシマ作戦でありました。「笑えばいいと思うよ♪」「(ニコッ)」ですぱっと終わる感じで、まぁそりゃお話としてはまとまってますが、まぁ助走感がすごくあって次作に期待!って感じですかね~。使徒もいちいちフェティッシュになっててその辺はアガりました。
予告でみたことないメガネの女がいました。あいつ誰だろう…。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 破
なるほど、これはおもしろい!とりあえずアスカの名字が変わってたり、謎のメガネの女が出てきたり、アニメと一緒でしょと思ってたらうま~くミスリードになってて展開にビックリ!とか、音楽の使い方が独特だったり、まぁひとことでいうといい意味でエヴァっぽくないエンタメ作品になってて一番の人気作というのも納得だなぁという感じでしたよ~。
アニメではトウジがエヴァに乗るところになるところを、まさかのアスカが乗ってビックリしたし、しかもそこに至る業の重さもよりハードになってました。とりあえず、レイもアスカもアニメ版と性格が変わってて、アスカもレイがより人間ぽっくなってた印象。特にレイなんか、「レイがシンジとゲンドウのためにごはんを作るような子になるなんて…」と驚きましたし、レイとアスカのエレベーターでのやりとり「ポカポカするの」というこの「ポカポカ」という言葉の連発に思わず観てるこっちが恥ずかしくなるくらいでしたよ~(´Д`)
あと音楽ですよね初号機の暴走中に「い~つまでも~たえることなく~と~もだちで~いよう~♪」と『今日の日はさようなら』が流れるところ、これけっこう賛否両論みたいですが、僕は強烈でアリでしたよ~。『翼をください』のほうは滑ってた気がしました!
「今日の日はさようなら」と言えば伊集院さんのこのコーナー。一応貼っておきます。。
というわけで、破、おもしろかったですよ~!!
ヱヴァンゲリヲン新劇場版: Q
というわけで最後にQなんですが、すっごく変な映画だし、脚本もツッコミどころ満載なんですよね~。ただ、新劇場版でどれが一番好きかと言われれば僕はいちばんQが好きだったりします!!
えっじゅっ14年?とか、なんだこの海賊感!とか、シンジくんさすがにかわいそうすぎるだろ…とか、周りの大人クズすぎだろ、とかまぁ変なところだらけですよねw この映画、はじめにちゃんとミサトさんをはじめとする周りの人間がシンジくんにちゃんと説明をしていればこんなことにはならなかったですよね。
いろいろ腑に落ちないんだけど、この映画のシンジくんをそのまま庵野監督にあてはめるとものすごく腑に落ちちゃったんですよね。いろいろカオスになっちゃった(しちゃった)エヴァンゲリオンシリーズを、でも、それでも作り続けなきゃ…とトボトボ歩き出すという…。メタな映画なのかなとか思うとすごくおもしろかったんですよねw なんというかシンジくんと同じように庵野さんもエヴァにずっと引っ張られ続けていて、その庵野さんのエヴァに対する悩みというか思いがぜんぶ乗ったこれ壮大な、フェリーニの『8 1/2』なんじゃないかと、そんなことを思ったQでありました。
だから、この映画のラスト。エヴァによってフラフラになりながらも、前に進まなければならないのである…というシンジくんの姿であり庵野さんの姿であったのではないのでしょうか。。だから、でもあのラストはこれまでのエヴァを一回破壊して、また新しいものがはじまるのかもなぁという、楽天的なラストとも言えるのかなぁと。
だからこそ次の題が「シン」エヴァであるというのも納得だし今回の題が「Q」であるのかなぁとか、思ったりもしたけど、これ果たして庵野さんはどこまで計算しているのかw わかりませんね~(笑)
てなかんじで「エヴァはじめました」シリーズ、これにて終了!
おわり
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