【1月】DVDで観た映画① | そーす太郎の映画感想文

そーす太郎の映画感想文

しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 


今年はDVDで観た映画もなるだけ記録を残そうかなぁと。老後の楽しみ。短めに。3本ずつくらいで。



くもりときどきミートボール

 

 





好き度: ★★★★★ /5点

狂ってるのに巧いってすげぇ!

なんだかんだで未見だったので、2を観るためにDVDで鑑賞。2の感想はこんな感じで
とにかく、みんながほめてる通り、めっちゃおもしろかった!2の感想でも書いたんですけど、明確な悪役がいないのがすごく良かったというか、自分らで招いた事態を自分らで対処するのが題材にも合っててすごく良かったし、無理に世界を広げないのも良かったです。ギャグもぜーんぶ面白かったし、この短い尺で複数のキャラクターをしっかり魅力的に描ききってるのが、しかも超おもしろいのが、すげぇと思いましたね。すげぇ荒唐無稽なのにね。細かいところまでおもしろいし、その細かいところが物語の根幹に関わってくるのがすごいと思いました。

僕が一番グッときたのはヒロインが実は理系のガリ勉メガネ女子なんだけど、その姿ではなくキャピキャピ女子で生きていて、でも主人公と出会ってまた「メガネをかける」ことで本当の自分に戻る、というのがすごくグッときて。アメリカ的なマッチョイズムを強要してくる映画ってなんか引っかかることが多くて(ただしマッチョ映画は好き!)、でもこの映画の自分らしさの肯定はその流れとは逆ですが、そこが自分の性格とあっててとってもグッときました。(しかしマッチョ映画は好き!) 作者もこっち側だったんだろうなぁ。

「FIGHT THE POWER!」 超、笑いましたw
でかいスクリーンでみたかったですね~。ダムが崩壊するとことか、テレビ画面じゃやっぱり。。





ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)

 

 

 





好き度: ★★★☆☆ /5点



誰かと会話したくなるよ。会話スキルねぇけど!

来週公開のビフォアミッドナイト。町山さんのたまむすびでの紹介や、タランティーノやエドガー・ライトがベストテンに入れていたり、しかも僕の大好きな「倦怠期夫婦もの」ということでね、かなり気になっておりまして。DVDにて1作目を鑑賞。このタイミングじゃないと見ないような映画だと思いましたしね。

というわけで観たんですがもうねぇ、おじさんキュンキュンしちゃうよ~!(←21歳。)旅先で素敵な女の子と出会って歩いてしゃべりながらひと晩過ごす会話劇だけど、ほんと2人の会話がおもしろいし、距離のとり方の探り合ってる感じの微妙な感じも楽しかったですね~。あとやっぱりジュリー・デプリーさんが超美人だし、スキがあるようで、でもなんか一癖ある感じがすげぇいいんですよね~。初めてあった人とこんなに会話が続くだろうか、俺は。と2人の会話スキルというか、コミュニケーション能力にほんとうにアコガレですよ。まず俺は、初めに目があった時点で声をかけているだろうか……しかも初対面で数時間でキスまでもってくじゃないすか、そのときのジュリー・デプリーが超かわいい!ってか反則だよね~。イーサン・ホークも、てだれってよりはギリで頑張ってる感じが好感を持てました。「私たち、今日一日だけの関係のほうがいいと思うの」「私たち、セックスまで行かないほうがいいと思うの」この2つのセリフを受けたときのイーサン・ホークの顔がすごく好きです。けっきょく原っぱでそのままセックスしてたけど、よかったよ!あのままやんないとか、たぶんどうかしちゃうと思うしね♪ 電話で友達と会話するテイで自分の思いを喋シーンとかさぁ、なんたる!最後もちゃんと潔く別れる感じが良かったです。

まぁあれですよね。こんなドラマチックな一夜を過ごせるかどうかも、あそこでひとこと声をかけられるかどうかってことですよね。よし、一人旅行こう!





ビフォア・サンセット

 

 




好き度: ★★★☆☆ /5点


かけがえのない思い出の呪い性


ビフォア3部作の2作目ですね。サンライズのあとすぐ観ましたが、これもおもしろかった。というかこっちはすげぇ奥深い映画、いっちゃえば重い映画になってましたね。9年ぶりに出会った2人が9年前のこと、9年から現在までのことをまた歩きながらしゃべるという変わらぬスタイル。
イーサン・ホークは結婚してて、デキ婚で子供もいると。でも、ジュリー・デプリーにずっととりつかれた9年間だったのですね。小説を書いた動機もジュリー・デプリーに会えるかも知れないと思ったからだ。ということをイーサン・ホークが言いますね。で、いきなり最後のシーンの話になりますが、彼女もまた、9年前の夜のことを忘れることはなかったと、弾き語りの自作の歌で伝えそこで映画がおわるというね。お互い相手のことは9年間気になって仕方が無かった件を伝えたいけど~また君とすごしたいと伝えたいけど~っと探り合いを入れている前半部分もおもしろかったです。
イーサン・ホークが映画のなかでも言ってますが、「あの時、連絡先を交換していれば、あの時、君が半年後来ていれば、今君と結婚しているかもしれない。」というセリフ。しかもイーサン・ホークには妻も子供もいるもんだから、も~これはツライよ(゜д゜)
かけがえのない思い出って素敵だけど、でもそこにある呪い性みたいのものをすごく感じました。この映画いっぽ先は三宅監督のいう心霊映画ですよね~とか思ったり。妻と子を捨て、再開したジュリー・デプリーを取るのか。でも考えてみればジュリー・デプリーとは2日間、というか半日と半日でちょうど24時間くらいしかすごしてないんですよね。ここがおもしろいですよね~。


ま、この後どうなるかはビフォアミッドナイトの情報が出てるから知っちゃってますが、結婚しちゃったんだ~ってことですよね。笑  イーサン・ホークの実の子供とどう折り合いをつけるのか、なきことにしているのなら僕は激怒しますが、どうやらその問題をあつかった映画とのことなのでそれはないでしょう。これでミッドナイトを観れますな!




「その街のこども」がまた観たくなったよね。

 

 


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くもりときどきミートボール


スタッフ

監督
    クリス・ミラー
    フィル・ロード

脚本
    クリス・ミラー
    フィル・ロード

キャスト

    ビル・ヘイダー
    アンナ・ファリス
    ジェームズ・カーン
    ブルース・キャンベル
    アンディ・サムバーグ
    ミスター・T
    トレイシー・モーガン


作品データ
原題     Cloudy with A Chance of Meatballs
製作年     2009年
製作国     アメリカ
配給     ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間     81分
映倫区分     G

 

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ビフォア・サンライズ


スタッフ

監督
    リチャード・リンクレイター
製作
    アン・ウォーカー=マクベイ
製作総指揮
    ジョン・スロス
脚本
    リチャード・リンクレイター
    キム・クリザン
撮影
    リー・ダニエル
編集
    サンドラ・エイデアー
音楽
    フレッド・フリス

キャスト

    イーサン・ホーク ジェシー
    ジュリー・デルピー セリーヌ
    アーニ・マンゴールド
    ドミニク・キャステル

作品データ
原題     Before Sunrise
製作年     1995年
製作国     アメリカ
配給     東宝東和
上映時間     101分


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ビフォア・サンセット


スタッフ

監督
    リチャード・リンクレイター
製作
    リチャード・リンクレイター
    アン・ウォーカー=マクベイ
原案
    リチャード・リンクレイター
    キム・クリザン
脚本
    リチャード・リンクレイター
    イーサン・ホーク
    ジュリー・デルピー
撮影
    リー・ダニエル
編集
    サンドラ・エイデアー

キャスト

    イーサン・ホークジェシー
    ジュリー・デルピーセリーヌ
    バーノン・ドブチェフ
    ルイーズ・レモワン・トレス
    ロドルフ・ポリー

作品データ
原題     Before Sunset
製作年     2004年
製作国     アメリカ
配給     ワーナー・ブラザース映画
上映時間     81分