もっとおもしろくできたはず!って感じはやっぱりリュック・ベッソンぽいね
マーティン・スコセッシ製作総指揮、リュック・ベッソン監督、ロバートデ・ニーロ主演というなんだかよくわかんないバランスのスタッフでしたが、なんとなく行ってきました。
もの足りないけど、まぁそこそこおもしろかったです。
バランスとしてはマフィア映画オマージュの一応コメディ?って感じの映画でしたが、映画のバランスが正直中途半端なのが残念でした。マフィア映画のオマージュがいっぱいあるのは楽しめますし、なによりこの4人の家族のキャラクターがみんな魅力的なので楽しいことは楽しいのですが、そこはさすがリュック・ベッソン(ヨーロッパコープ)というべきかいろいろ魅力的な設定がいろいろあるのにどのエピソードも、すげぇおもしろくなる手前のところで終わっちゃう感じというか、だから全体的に薄っぺらく感じます。
マフィアとその家族という設定をコミカルに描くという企画もおもしろいし、その家族もみんな実は狂ってる!っていうのをしっかりコメディに寄せて作るのか、そこを真面目に突き詰めてホームドラマにするとか、いろいろやりようはあると思いますが、この映画はその20%ずつをつまみ食いしてる感じというか、とにかくバランスが中途半端に感じました。まぁヨーロッパコープっぽいといえばそうですし、かるーい気持ちで見ればおもしろいことはおもしろいんだけどなんか惜しいよね(・・;)っていう風に思っちゃいますね~。
こっちはヒーローものですが、マラヴィータの正解のバランスはこれなのかなぁと思ったり。↓
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ただ、この家族4人のキャラクターは魅力的でした。デ・ニーロは自らの映画のキャラのパロディをしてるところにクスッときたり。
なんといっても僕の大好きなミシェル・ファイファーは最高でした。
劇中で
デ・ニーロが「怒ってる君はほんとに魅力的だよ~」
ファイファー「変態ねあなた」
っていうやりとりがありましたが、わかるよデ・ニーロ!その気持ち!
僕は、いわゆる「カンジワル可愛い」女優さんが大好きなのですがその元祖と言ってもいいでしょうミシェル・ファイファー。歳をとってもお美しい!より感じ悪さアップで最高ですな~ヽ(*´∀`)ノ お母さんやってる感じもよかった!(ただのファンじゃねぇか)
ミシェル・ファイファーといえば小さい頃WOWOWでたまたま見たバートンの「バットマン リターンズ」のキャットウーマンに衝撃を受けまして、それ以来大好きな女優さんなのです。とっても切ないのです(´・ω・`) ほんと完璧な映画ですよリターンズは。
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あとはやっぱりデパルマの「スカーフェイス」のエルヴィラですよね~ここのエルヴィラ登場シーンがほんっと美しいんですよね~ヽ(*´∀`)/ムッハー- スカーフェイス [DVD]/ジェネオン・ユニバーサル
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ブルーレイでたけど、DVDのパッケージのデザインのほうが断然好き!
あと、子供達もよかった!
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お姉ちゃんはgleeにでてるらしいですが(みたことないからわかんないけど)、その「ザ・ベタな学園もののの美女顔」な感じがよかったなぁ突如ブチギレて男どもをボコボコにするあたりとか、すげぇおもしろかったし、弟くんの頭脳プレーで立ち向かうのもおもしろい……のに、やっぱりとってつけた感があったり、てか話にあんま関与してこないのがもったいないなぁと思います。どうせならマフィアの子どもがふつうに学校にいるコメディに寄せたほうがおもしろそうだなぁなんておもったり。やっぱ全体にうすぺらいなぁ。
後半の展開も、敵の設定とかすげぇ薄っぺらいし、肝心のアクションが絶妙にケレンがないのが残念でした。もっとぶっ飛び展開というか、なんでそんな動けるんだよwくらいにして良かった気がします。
まぁでもマフィア映画オマージュがいっぱいあったり、けっこう声出して笑ったところもしっかりあったりしたので。。なんというか、ぜったいもっと面白く出来たはずだろ!!!ってかんじはいつものヨーロッパコープっぽいですな~。
おわり