「ロスト・ボディ(シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション)」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 


ロスト・ボディ

 

 

 

 



舐めてたけど、めっちゃおもしろかったよ!

正直、アフターショックを観る気まんまんで、でもせっかくだからと買った3回券。1つはキムジウンの人類滅亡計画書と決めていたのでもうひとつを迷っていたのですが。なんとシッチェス映画祭のアカウントさんから直々におすすめしてもらったのでせっかくならと見に行きましたがこれが想像をはるかに超えておもしろかった!ヽ(・∀・)ノ

妻の死体がなくなった!というところからはじまるのですがいきなり序盤で夫が「死体がなくなるなんておかしい。。。だって俺がちゃんと殺したのに!」そのことを知っていると思われる愛人と話している。という夫のまさかの告白で上々の滑り出し。

でそこから夫の事情聴取がはじまって遺体がなくなった現場で刑事と事情聴取がはじまるのですがそこで夫のもとだけに不可解な、Jホラー風の怪奇現象が起き始めるのですが。ここの描写がけっこうワクワクする。ホラー映画としておもしろかったです。この辺から現在と過去が行ったり来たりし出すのですが、語りもしっかり整理されてましたし、興味の持続という意味ではバッチリな作りでした。

なにも起きてないのに何か嫌なことが確実に起きそうだ。。という雰囲気がビンビンで最高だし、ホラーとしてもミステリーとしてもサスペンスとしてもよくできていたと思います。

ただ、夫と妻しか知らないことが途中でその空間に出てきちゃうのはちょっと繋がらないだろってのはありましたが(小道具がかぎになるあのへん)まぁ不気味っちゃ不気味なのでまぁいいんですが。

あと、久々に映画でがちで吐きそうになったシーンがありました!それ食うのか!っていう(笑)生理的にきましたね~。まぁそういうシーンも含めてサービス精神が豊富な映画でした。 オチの展開もギリ許せる辻褄あわせでしたし、ラストショットが超かっこよかったので問題ないのだ!!ラストのどんでん返しのどんでん返しもよかった!サービス精神満点のミステリーでした。

セットの作り込みと演出が丁寧でかなり好き。


おわり。