私の行動ブレーキの一つに、「迷惑をかけてはならない」がある。

これは信念まで刷り込まれた、思い込みであるが、

とても強力な思い込みである。

 

例えば、何か新しい事を実施しようとする時、

失敗したら迷惑をかけてしまうからと、行動ができない。

どうしたら失敗しないかを考えているうちに、

完璧を求めるあまりに、身動きが取れなくなってしまう。

 

例えば、自分では対処することができない案件が出て来た時、

誰かに助けてもらうということが、イコール迷惑をかけてしまうと思い、

助けてもらわないと進めないので、助けてもらうけど、

助けの求め方に四苦八苦するし、

助けてもらった後も、迷惑をかけたと、自己嫌悪する。

 

別にそんなに気にしなきゃいいじゃんと言われても、

無意識のうちに気にしているし、気にしないわけにはいかない。

迷惑をかけないようにどうすればいいかを考えることが、

当たり前となっていて、意識している自覚さえない。

 

それだけ強力な、迷惑をかけてはいけない、の呪い。

じゃあ、なんで迷惑かけてはいけないの?と自問しても、

答えは良くわからない。

それだけ強力に信念として住み着いている。

 

どうも深層を探っていくと、

そこには結局、「怒られるから」という感情があるみたい。

 迷惑をかける→怒られる→殴られる

この矢印が、無意識にしがみついているので、

迷惑をかけるということに、相当の恐怖を感じてしまう。

 

この呪いを解くには、心理的安全性の高い環境で、

迷惑をかけても怒られない!といった、信念の書き換えが必要となる。

 

そういう環境に恵まれることがあれば幸いだし、

そうでないとしても、少しずつ呪いの呪縛にはまっていることに気付いて、

「とは限らない!」で書き換えていきたい。