動物体内でヒト臓器、研究容認へ 移植用、倫理面で課題 | タロウのブログ

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6月19日(水) 7時49分
 【下司佳代子】ブタなどの体内で人間の膵臓(すいぞう)や肝臓を作る実験が動き出す――。動物を利用して人間の移植用臓器を作るための基礎研究を認める方針を18日、国が示した。iPS細胞(人工多能性幹細胞)などの技術を活用したものだが、人間と動物の両方の細胞を持った新たな動物を生み出すことにつながり、双方の境界をあいまいにさせるなど、人間の尊厳に関わる問題もはらむ。

〈動物性集合胚〉 動物の受精卵の分割が始まって生命の芽となった状態の胚に、人間の細胞を注入して作る。クローン人間づくりを規制するために2001年に作られた法に基づく指針では、動物性集合胚は移植用臓器を作る基礎研究に限って作成が認められているが、胚を実験室で育てられるのは14日間までで、人間や動物の子宮に戻すことは禁じられている。