妻を喪って数ヶ月後、近所を車で走っていたら
妻とよく通っていたお蕎麦屋さんが店を
閉めていた。
妻と知り合って、同棲を始めたアパートと
妻の実家、今の自宅はどれも車で5分で
行き来できる距離にあるので
丁度その中間に位置する所にあるお店
評判のいい店と噂のお蕎麦屋に結婚する前
から通っていた。
ショックだった、
そしてその2件隣のクリーニング屋も閉店
している、
ここも衣替えの時期に、妻とよく出向いたお店だった
のでさらに傷口が広がった。
妻との思い出の地に足を踏み入れる事は
悲しみが深まるので、まだあまりできないが
思い出の場所がなくなるという
新しい種類の悲しみが加わってしまった。
コロナ禍の飲食店、仕方ないけど
クリーニング屋までも、、
どれだけ追い討ちを受ければ終わりが来るのか、、
この先、まだ未知の悲しみが待っている気が
してしまう、、
自分の受け皿はもうとっくに溢れこぼれているのに。。