11年履いているブルックスブラザーズ別注オールデン、コードバンのアッパーが輝きが減ってザラついた感じになってきていたので、前から気になっていたコードバンの脱皮に挑戦しました。

アビーレザースティック代わりのライターでの押込みでだいぶ改善したのですが、納得できる内容ではありませんでした。

4ヶ月前に秋葉原のwaltzでクリームで磨いて貰った時や、ワックスを塗れば光ることは光るのですが、コードバンは革自身が光るので、曇っているのが気に入りませんでした。

また、カーメルのコードバンの手入れ方法を読んでからは、コードバンにクリームを塗る必要はない、という衝撃も心に残っていました。

はじめてコードバンの脱皮を見たのは「靴バカ.com」のブログで紙ヤスリを3種類使って表面を削って磨くと皺の部分の白く浮いた部分が無くなるとの記載を読み、いつかやって見るかなー、ヤスリ買いに行くの面倒だなぁと思っていました。

先日、Instagramでshogo.rさんが紙ヤスリの後に最も細かい目のヤスリの代わりにゲキ落ちくんで削っているのを拝見して、これならうちにあるじゃん。と

Googleで「ゲキ落ちくん コードバン 脱皮」と検索してもInstagramの写真とAldenのフォーラムの掲示板しか見つからず情報が足りません。
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仕方が無いので、やって見ました。
まずは、ステインリムーバーで汚れを落とした状態です。ここから始めましょう。
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なんともザラザラした銀浮きしたような表情です。コードバンですから銀浮きではありませんね。毛羽立ちなんでしょう。

ゲキ落ちくん(メラミンスポンジ)で擦って見ます。ヤスリで削るのに比べればあんまりおっかなくない。
擦ってゆくと白い粉がどんどん出てきます。スポンジは少し黒ずんできます。
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左(右足)は磨いていない状態、右(左足)が磨いて粉を吹いている状態。
心配になって濡れ雑巾で拭いて見るとザラザラした感じが少し減ったようです。
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まだムラが有るので合計3回、ゲキ落ちくん(メラミンスポンジ)で磨きました。
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回数を重ねるたびに削れる量が減ってきます。
どう言うことなんでしょう?
表面の毛羽立っている部分だけが削れている?
よくわかりません。
マクロレンズか顕微鏡が欲しい。

磨いた後は馬毛(平野)ブラシでブラッシングです。
Instagramでチュルチュルに磨いている人が、腕がだるくなるまでブラッシングすると言っていましたので頑張りましたが3分で疲れました。

しかし、ブラッシングは効果てきめんです。
凄くとてもすばらしく光ります!
馬毛ブラシの後、ヤギ毛ブラシでしつこく(2、3分)ブラッシング。
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削ってブラッシング↑
削る前       (再掲)↓
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凄いです。
脱皮した人がスゲースゲー言うのがやっとわかりました。
全くクリーム、ワックスを塗っていませんがここまで光ります。
大きな皺のあるガラス靴のようです。

コードバンの脱皮、白く粉を吹いたような状態になった方は検討しても良いかもしれません。
ただし、削り過ぎても問題が出るでしょう。

このブログを読んで、あなたが高価なオールデンを脱皮をして損害を受けたとしてもその責任は私はとれません。(免責事項も書いとかないとね)ご注意の上挑戦してください。

ここまで光ってくれると楽しい。
次はwaltzのサフフィールノワール クレム1925だけで鏡面仕上げのマネをしてみたい。