あとはケアですが、僕は基本的にはカーメルが勧める方法で行っています。
抜粋で書いときます。
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コードヴァンレザーはクロムを使わない昔ながらの植物でなめされており、すでに大量のオイル/ワックスを含んでいる。だからカーフとはポリッシュの必要性が違う。
最も犯しやすい間違いはポリッシュを使いすぎることと頻繁に磨きすぎること
①コードヴァンレザーがもっている本来の美しさを隠してしまう
②靴のしわにざらざらの面をつくりだす
③重ねられたポリッシュは容易にすり減り、ほこりを寄せ付ける
これを避けるためにはポリッシュはほんとに薄くすること。
頻繁に行うべきは傷を取り除き輝きを取り戻すためにブラッシングと布による拭き取り。
ポリッシュした後は乾かす。そしてよけいなポリッシュをペーパータオルで拭き取り、それから馬毛のブラシでブラッシングする。最後に柔らかいバフ仕上げの布で残りのポリッシュの膜を拭き取る。
aldenではシュークリームではなくペーストワックスポリッシュを推奨している。
シェルコードヴァンに対してやってはいけない'don'ts'は
1.ニュートラル(無色の)ポリッシュを使わない
2.サドルソープを使わない
3.石油製品やクリーニング液を使わない
4.つや出しスプレーや防水のエアロゾルを使わない
5.熱を加える形で乾かさない
6.濡れてる間に磨かない
シェルコードヴァンの靴をきれいにするためにオールデンでは湿った柔らかい布のみを推奨している。
水と接触すると'welts'(ミミズ腫れ)と呼ばれるちいさな隆起をつくることがある。これは正常な現象で、靴が乾けば目立たなくなる。都合が付き次第拭いてやり、自然乾燥させよう。
新しいコードヴァンの靴には時々、白いロウのようなものがつくことがある。これもまた正常な現象で、レザーのタンニンの残りかすだ。単にペーパータオルで拭き取ってやるだけでよい。ステッチとステッチの間の取り除きにくい場所は歯ブラシを使うと良い。
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まあ、とにかく余計なことすんなっつーことだ。
読んでくださってありがとうございます。
11年目のコードバン ブルックスブラザーズ別注オールデンです。
先日に続き、昨夜もコードバン毛羽立ち抑えをアビー・レザースティックでは無く100円ライターで抑えてみました。
前回はデリケートクリームを塗って滑りやすくしてからライターで抑えてみましたが、今回はシュークリームを塗った傘後にゴシゴシこすってみました。
シュークリームの後にこするのは、やめた方がいいですね。すぐに固まってしまいガリガリくっついてしまいます。
また、前回はこすった後に豚毛ブラシでブラッシングして、曇らせてしまいましたが今回はユザワヤで購入したネル生地で拭き、ヤギ毛ブラシで優しくブラッシングしてみました。
柔らかい方が曇りません。
コードバンはネル生地での磨きが一番良さそうです。
甲の部分の曇りはだいぶ減ったように感じます。
ヤギ毛ブラシを一本しか持っていないのですが、黒靴用と茶色靴用の二本欲しくなりました。
ウェブ上に数え切れないほど様々なコードバンの手入れ方法が記載されていますが、これまでの経験では牛革スムースレザーへの手入れ方法と異なるのではないかと感じています。
最も参考になったのは
この記事にも有るようにホーウィン社のシェルコードバンは鞣す段階でスムースレザーとは製法が異なり大量のオイルが比較内に保持されていると思われます。また、よく知られているように銀面では無く床面を押さえつけ滑らかにしているためです。
特殊なガラス靴ではないかと。
私もカーメルの勧めるコードバンのお手入れ方法が良いと思います。
長いですがとても示唆に富んだ記事でR&Dが勧める手入れとは異なるので、上記サイトから引用させてもらいます。
ーーー引用ここからーーー
ーーー引用ここまでーーー
元の英文サイトはこちら(スマートフォンからだとメニューページが表示される為、デスクトップ版で見る必要があります)
CareofShellCordovan Alden of Carmel
上記を読むと今まで私がウェブを読んで行なっていたコードバンの手入れ方法は間違っていたようですね。
私は11年履いていますがクリーナーで古いクリームやロウを取り除いた後にネル生地で磨くだけでも、内側から輝きが蘇ってきます。
豚毛ブラシでの強いブラッシングのような表面を起こすような手入れが最悪です。
コードバンは優しく擦ることが一番の手入れ方法ではないかと感じています。優しく拭くだけでこのような輝きが戻ります。