今度こそ、現所属で最後の海外出張(のはず)。韓国は慶州へ行ってきました。

議会中でソロ出張だったので、おもりの必要がない分、ずいぶんと気が楽ではあった。

慶州、「キョンジュ」は新羅王朝の都だった地で、外国人や韓国内の修学旅行生が多く訪れる観光地。日本で言う京都みたいなところ。

 

ユネスコ世界遺産にも登録される史跡が多くあり、見所満載のまちなのだけど、今回、唯一訪れた名所は夜の月精橋(ウォルジョンギョ)のみ。

 

 

統一新羅時代に架けられた橋で、朝鮮時代に一度流失したのだけれど、比較的最近になって復元された韓国最大級の木造橋。

木の柱に塗られる色が独特で、日本の木造建築や橋と違うところ。月精橋のライトアップは美しかったけど、国内の河川に架かる橋のライトアップは、けっこうネオン色で煌びやかというか派手(ちょっと品がないと言う人も)なものが多い。大陸カラーなんだよな、やっぱり。

 

韓服で一般的に知られているのは、李氏朝鮮時代のものだと思うけど、新羅王朝時代の衣装は、やはり唐の影響を大きく受けているんだな、という華やかさ。朝鮮三国志もなかなか面白い。(韓流歴史ドラマからの浅~い知識しかないし、しかも韓国人曰く、史実からは程遠いらしいけど。)

 

 

「テッキョン」という瓦割りが入った伝統武芸のパフォーマンスも迫力満点だった。日韓の時代劇の戦闘シーンの違い(私分析)は、日本が「間」を大事にするなら韓国は「リズム」。キックやターンやジャンプなどが流れるような動きで入るのでダンスみたいで、歌舞伎っぽい「間」よりも若い人には受けがいいのだろう、というか理解されやすいと思う。

 

 

なんだかんだで3年連続の韓国。

韓国はやっぱり地方都市のほうが趣があって良いなと、旅行でなく出張で行くと実感する。

って、慶州は本当にもったいないぐらい、どこも見られなかったんだけど。慶州歴史遺跡地区は素晴らしいと聞くので、いずれまた訪れたいと思う。