こんにちは。


現代気功(氣幸)で、あなたの心と体を健康に、さらに、夢(ゴール)の実現まで応援する氣幸師のTakahiroです。

このブログでは、現代気功、クンダリーニヨガ、コーチング、食に関して、理解を深めていただけるような情報を発信しています。

 

 

 

今回は、

あなたの意思決定は合理的か
についてです。
 
 
 

お品書き

 

  1. あなたの意思決定は合理的なのか?
  2. 意思決定は必ずしも合理的でない
  3. 限定合理性の中で幸せに生きるには

 

 

 

1.あなたの意思決定は合理的なのか?

 

以前の私は、完璧主義なところがありました。

大きな買い物や重要な決定をする際、常にさまざまな視点から情報を集め、完璧で合理的な意思決定を行うことを心がけていました。

自分自身の優先度や、場合によっては家族の意見も考慮し、納得できるだけの材料を集めて、完璧かつ合理的な意思決定をしてきました。

自己満足かもしれませんが、意思決定に向けて必要なことはすべて行ったと感じています。

あなたはどうですか?

 

 

2.意思決定は必ずしも合理的でない

 

人間は、理想的な最適解を求めるのではなく、実行可能で満足できる解を選ぶ傾向にあるそうです。

つまり、現実の意思決定は「完全に合理的」であるというよりも、「限定的に合理的」であるということです。

意思決定に妥協は避けられないのです。

経済学者ハーバート・サイモンは、人間の意思決定が必ずしも完全に合理的であるとは限らないという理論を提唱しました。

この理論を「限定合理性」といいます。

そして、サイモンは、現実の人間の意思決定には次の3つの制約があると述べています。

 

■情報の限界

 

人はすべての情報を手に入れることができず、得られる情報も限られています

また、情報を完全に理解するための時間や能力にも制約があります。

 

 

■計算能力の限界

 

たとえすべての情報が手に入ったとしても、それを完全に処理して最適な決定をすることは難しいです。

脳の計算能力には限界があり、複雑な問題をすべて合理的に解決することはできません

 

 

■意思決定にかける時間の限界

 

人は意思決定に無限の時間をかけられるわけではありません。

時間が限られている中で、最善ではなく「満足できる」選択をすることが多いです。

 

 

 

3.限定合理性の中で幸せに生きるには

 

限定合理性を認識したうえで幸せに生きるためには、あなたの限界を理解し、それに合わせた現実的な目標や期待を持つことが大切です

 

 

1. 完璧を求めない
 

限定合理性を認識すると、すべての決定が完璧である必要はないと理解できます。

 

最適解を常に追求するのではなく、あなたが「十分に満足できる」選択を受け入れることが、ストレスを軽減し、心の平穏を保つ助けになります。


2. 柔軟な思考を持つ


状況や環境が変わることを前提にし、計画や目標も適宜修正する柔軟性を持ちましょう。

 

特に情報が不完全である場合には、意見や選択を変更することに対して柔軟であることが、前向きな生き方につながります。


3. 自分の価値観を大切にする


外部からの期待や社会的なプレッシャーに惑わされず、あなたの価値観に基づいて意思決定を行うことが、より満足感のある人生をもたらします。

 

あなたにとって本当に大切なことを見極め、その価値観に基づいて選択を行うことが、幸せにつながります。


4. 小さな成功を喜ぶ


大きな目標だけでなく、日々の小さな成功や達成を喜びましょう。

 

限定合理性の観点から、全ての目標が達成されるわけではないため、日常の中で得られる小さな幸せを大切にすることが、全体としての幸福感を高めます。


5. 他者との関係を大切にする


限定合理性のもとで、完全に合理的な決定が難しいことを理解すると、他者との協力やサポートが重要になります。

 

信頼できる人々と助け合い、共に問題を解決していくことで、人生の困難を乗り越えやすくなります。


6. 自分を許す


失敗や間違いを避けることはできません。

限定合理性を理解することで、あなたがすべての決定を完璧にできないことを受け入れ、あなた自分を許す心を持つことが、精神的な安定と幸福感を支えます。


7. 成長を楽しむ
 

すべての決定や行動は学びの機会です。

限定合理性を前提とするならば、間違いや失敗を「成長のチャンス」と捉え、より良い未来に向けてあなたを成長させることができます。

 

 

自分に言い聞かせるように、「完璧でなくてもよい」という限定合理性について考えました。

 

 

今日も、最後まで、読んでくださいまして、どうもありがとうございました。

最後まで、読んでくださったお礼として、このページを見ながら、あなたの体や心の痛みを思い浮かべれば、それが軽減するようにしておきますね