こんにちは。

 

現代気功(氣幸)で、

あなたの心と体を健康に、さらに、夢(ゴール)の実現まで応援する

氣幸師のTakahiroです。

 

このブログでは、現代気功、クンダリーニヨガ、コーチング、食に関して、

理解を深めていただけるような情報を発信しています。

 

 

コーチングにおけるゴールに対する

クリエイティブアボイダンス(創造的回避)

について、書きたいと思います。

 

その前に、そもそもクリエイティブアボイダンス(創造的回避)について、触れておきたいと思います。この言葉は、普段なかなか聞きなれない言葉ですよね。

僕も、この言葉を一年前に初めて聞いたときには、何のことかわかりませんでした。

 

では、クリエイティブアボイダンスですが、

「クリエイティブ=創造的」な「アボイダンス=回避」のことです。

 

創造力をフル稼働させて、現状を変えるモノゴトを避けていくことです。

人間は、本来、想像力を備えていますが、その能力をマイナスの方向(現状を変えない方向)に、フルに発揮することです。

 

人間にとって大切なクリエイティビティ、想像力とか発想力をモノゴトの回避のために使っていく、言うなればやらない理由を自分の中で作って、やらない状況(現状を変えなくても良い状況)をありとあらゆる方策で、現実化していきます。

 

これは、人間が生き延びるために本来備えている性質です。

現状のままで、何も変えなければ、変化することよりも、生き延びる可能性が高くなります。生存のために、現状を変えようとしないんです。

 

以前のブログで、情報空間にも、ホメオスタシス(恒常性維持機能)があると書きました。

※物理空間でのホメオスタシス(恒常性維持機能)は、潜在意識化で行われる、例えば、体温調整のような機能になります。暑ければ、汗をかき、その気化熱で体温を下げる、寒ければ、筋肉を震わせ、発熱を促して、体温を36.5℃前後の一定に保ってやつです。

 

このような変化の回避は、情報空間のホメオスタシスによって、起こされます。

あなたが、新しいチャレンジなどの変化を起こそうとすれば、潜在意識下でホメオスタシスが変化を嫌います。そこで、現状(ステータスクオ)のコンフォートゾーンの中に、あなたを留めおこうとします。

 

脳の能力のうち、95-99%が潜在意識、残りの5-1%が顕在意識になります。

大部分の能力を占める潜在意識が動き出すと、考えも及ばないような方策を使ってでも、コンフォートゾーンに引き戻そうとするわけです。

 

例えば、

あなたが、大学受験に向けて、本格的に勉強を始めたとします。

観たかった特番がなぜか次から次へと放送されます。

お母さんが、美味しいおやつを買ってきたから、根を積めないで、ちょっと休んだらってささやきます。

友人たちが、付き合いが悪くなったといってきます。

進路指導の先生が、早々に、お前の実力じゃ・・・といった話をしてきます。

志望校に合格した先輩は、「自分はこんなに勉強をした」と、エフィカシー(自己効力感)を下げさせられます。

などなど。

枚挙にいとまはないでしょう。

 

これって、偶然と思いますか?

これらは、全て、あなたのホメオスタシスが起こしている現実化、クリエイティブアボイダンスなんです。

現状を変えさせないように、あなたの前に現実化させています

 

普通なら、そこで、ホメオスタシスに負けて、変化をあきらめてしまいがちです。

でも、よく考えてください。変化し始めているからこそ、ホメオスタシスが慌てて、クリエイティブアボイダンスを次々と仕掛けてきているんです。

つまり、あなたが変化に向かって順調に走っているよっていうサインなんですね。

 

 

さて、クリエイティブアボイダンスって呪い?とタイトルに書きました。

そう、クリエイティブアボイダンスって呪いにもなるんですよ。

しかも、意図して呪ってないっていうように、一見善意に見えます。

 

例えば、「あなたのことが心配だ」という言葉をよく使うかと思います。

 

両親から、「このままじゃ、あなたの行く末は心配だ」といわれたとします。

両親は、善意で心配してくれているんだと思います。

でも、両親のホメオスタシスは、「いつまでも子供のままでいてほしい。何かあったら、いつでも頼っていてほしい。」といった現状のコンフォートゾーンを前提にしています。そのため、現状を変えさせないようなクリエイティブアボイダンスを起こします。

ところで、心配だといった時に、両親がイメージしてしているものは何でしょう。

そう、あなたが困っている姿なんです。

イメージ=現実化として考えると、あなたが上手くいかないように、呪いをかけているとも言えます。しかも、呪いだと思わず、ひたすら善意でです。

 

会社ではどうでしょう。

あなたには、仕事でミスを懸念する部下がいます。

あくまで善意で、「お前は、ミスをしやすいから注意しろ。心配だ。」と日ごろから指導しています。部下のことを大事に育てているように見えます。

でも、あなたのホメオスタシスは、「この部下はミスをする部下だ。ミスをしたら、どうやってフォローするか考えておかないと。」といった「現状のコンフォートゾーン」を前提にしています。

そのため、現状を変えさせないように、クリエイティブアボイダンスを起こします。

ところで、あなたがイメージしているものは何でしょう?

もうわかりますよね。部下がミスをするように、呪いをかけているんです。

 

こう考えると、あなたのホメオスタシスが巧妙にかけている呪いって、たくさんあることに気づきませんか。あなただけではなく、この世の中、そういった善意の呪いが蔓延していることに気づくかもしれません。しかも、呪いをかけている側は、「あなたのためだから・・・」って、思ってかけています。

 

ここに気づいてさえしまえば、あなたは、もう、ホメオスタシスの呪いの罠にはまることはないでしょう。

ぜひぜひ、クリエイティブアボイダンスに気づいてください。

クリエイティブアボイダンスは、あなたが変化しているバロメーターだと信じて、ゴールに向かっていると確信してください。ゴールだけを見続けてください。

 

 

今日も、最後まで、読んでくださいまして、どうもありがとうございました。

最後まで、読んでくださったお礼として、このページを見ながら、あなたの体や心の痛みを思い浮かべれば、それが軽減するようにしておきますね