現代気功(以下 氣幸)とは、

『共感覚による内部表現の書き換え』

です。

 

内部表現を書き換えるうえで、考えるべきポイントは何でしょう。

  1. クライアントと『ハイパーラポール』な関係を築くこと
  2. 『Rゆらぎ』によって、クライアントのRealityを揺らがせること
  3. 『情報身体』をできるだけ大きくしておくこと
  4. 『ゴール(施術後の状態)』を明確にイメージすること
このあたりが重要になるかなと思います。
 
氣幸をされていない方やコーチング理論をご存じない方には、なじみのない言葉ばかりではないかと思います。僕も、氣幸を学び始めたころ、何を言っているのか、さっぱりわかりりませんでした。(なので、安心してくださいって、なにを?)
 
1はクライアントとの『臨場感空間』をコントロールする上で必要な技術であり、
2を起こせないと書き換えはできません、

3~4は書き換えを強めるために必要な技術になります。

ここでいう臨場感空間とは、氣幸師とクライアントが共有している空間のことになります。

一般的に、臨場感空間とは現実世界だろうが仮想世界だろうが、ある時点で意識を向けている空間のことです。会社の部署の会議に参加していれば会議だったり、恋人同士であれば二人の世界だったり、家族と一緒にいれば家族のいる世界だったり、映画の世界や小説の世界などもそれにあたります。

 
『臨場感空間』をコントロールできないまま、クライアントに施術を行うのは、はじめから負け戦に出るようなものです。コントロールしないと、結果が出ません。依頼してくれたクライアントにも迷惑をかけることになります。
 
『臨場感空間』をコントロールできたら、クライアントの『共感覚による内部表現の書き換え』ができるスタート台に立てるようになるのです。
 
 
では、
『1.クライアントと『ハイパーラポール』な関係を築くこと』
についてです。
 
ラポールとは、心理学の用語で、主にセラピストとクライアントの相互の信頼関係のことで心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れていることです。
『臨場感空間』を共有している者同士に好感が生まれることを『ラポール』といいます。仲良しになることですね。
 
では、ハイパーラポールって、もっと凄いラポールのことなんです。
その『臨場感空間』をコントロールすることで全幅の信頼を得ることを言います。
仲良しから、リードしていく人として認知してもらうってことです。
共有する臨場感空間の場を仕切ることを認知してもらうってことです。

全面的な信頼がないことには、当然、クライアントの内部表現(自我)を書き換えさせてもらえるわけがありませんし、無理に書き換えようとしても成功しません。
 
そのため、最初に『ハイパーラポール』な関係を構築することが重要なんです。

繰り返しセッションを行っているクライアントなら、心配ありません。

 

初めてのクライアントの場合はどうでしょう。

依頼を受けた時点で、一定の信頼を得ている場合もあります。

とはいえ、全幅の信頼を得ることに努めなくてはなりません。

 

事前のやり取りの中で出てきた、知識のない点について、確認しておきます。

「知らないもの(知識のないもの)は決して見えない」からです。

知識を得ることで、間主観的な能力の高さを提示でき、信頼を強めることができます。

(また、見えないことには、施術もできません。)

 

氣幸技術『ラポール』を使って、信頼関係を強化するのも良いでしょう。

 
信頼関係を構築したうえで、セッションに入った際に、
クライアントよりも深い「変性意識状態」であることが、「臨場感空間」をコントロールするうえで不可欠です。ですので、普段から瞑想などを行い、変性意識状態を深めておく必要があります。
 
今日は、ここまでにします。