こんにちは。

 

現代氣功(氣幸)を活用し、あなたの心と身体の健康を整え、さらに理想の未来と夢(ゴール)の実現をサポートする氣功師のTakahiroです。

 

このブログでは、現代氣功、クンダリーニヨガ、コーチング、食に関する情報を通じて、あなたが理想の未来とゴールを実現するための理解を深め、実践的なアプローチをお伝えしています。

 

 

 

 

    

今回は、

氣が合うということ

(ヒーリングが深く届く、

たった一つの本質)

についてです

 

 

 

お品書き

 

  1. 氣が合う、という不思議な感覚

  2. 一般的に言われる「氣が合う」とは

  3. 心理学・脳科学・認知科学から見た「氣が合う」

  4. 内部表現が同調するとき、何が起きているのか

  5. 東洋思想における「氣」とは何か

  6. 合氣道の「合氣」と、氣が合うという境地

  7. ヒーリングにおいて「氣が合う」ことの重要性

  8. 氣が合うときの体感とサイン

  9. 無償ヒーリングで、相性を確かめてみる

  10. まとめ|あなたに合う氣功師を見つけよう

 

 

今回は前回までの続きで、「6.合氣道の「合氣」と、氣が合うという境地からになります。
その前に、前回までの振り返りをしようと思います。

 

 

 

 

前回までのおさらい

 

れまで、私たちは「氣が合う」という感覚を、日常の体験から出発し、少しずつ言葉と構造にしてきました。

 

第1章では、初対面なのに話しやすい人、一緒にいても疲れない人、言葉にしなくても通じる感覚など、誰もが一度は経験したことのある「氣が合う」という体感を思い出しました。

 

第2章では、「氣が合う」という言葉が、昔から使われてきた、極めて人間的な表現であることを確認しました。
それは理屈ではなく、体感をもとに自然に生まれた言葉でした。

 

そして第3章では、心理学・脳科学の視点から、なぜ「氣が合う人といると楽なのか」を見てきました。

氣が合う人とは、自分のコンフォートゾーンやホメオスタシスを脅かさない相手でした
だからこそ脳は防御を手放し、会話や呼吸、感情のトーンが無意識に同調していく構造が見えてきました。

 

第4章では、「氣が合う」という感覚が、単なる雰囲気ではなく、内部表現や脳の情報処理レベルで起きている同調現象であることを見てきました。

私たちは世界をそのまま見ているのではなく、内部表現という「認識の地図」を通して捉えています。
氣が合う人同士では、この地図の構造が自然と似ていき、インターブレイン同期やミラーニューロンによる共鳴が起こります

「言葉にしなくても通じる」という感覚は、脳と認知のレベルで情報処理が重なっている状態なのです。

 

第5章では、視点を東洋思想へと移しました。
東洋思想における「氣」とは、感情や性格ではなく、人や場に流れている「状態」そのものを指します。

氣は流れ、巡り、変化します。
滞れば対立や不調が生まれ、巡っていれば、無理な力は必要ありません。

ここから、「氣が合う」とは、相手とぶつからず、最初から流れが一致している状態だ、という定義が見えてきました。

 

こうして見てくると、「氣が合う」という感覚は、心理であり、脳の働きであり、内部表現の同調であり、そして氣の流れの一致でもあります

 

次の章では、この「流れの一致」を最も純粋な形で体現しているもの、合氣道における「合氣」を取り上げます。

日常の感覚が、武道の世界でどのように研ぎ澄まされ、そこからヒーリングという実践へどうつながっていくのか。
いよいよ、体感の領域に入っていきましょう。

 

 

6.合氣道の「合氣」と、氣が合うという境地

 

ここまで、「氣が合う」という日常的な感覚を、心理学・脳科学・東洋思想の視点から見てきました。

 

すると、一つの共通点が浮かび上がってきます。

それは、

  • ぶつからないこと
  • 対立しないこと
  • 無理な力を使わないこと

この性質を、最も研ぎ澄まされた形で体現しているのが、合氣道における「合氣」です。

 

■合氣道の「合氣」とは何か

合氣道の「合氣」とは、相手と力比べをすることではありません。

相手を打ち負かすことでも、相手をねじ伏せることでもありません。

 

合氣とは、

  • 相手の動き

  • 相手の意識

  • 相手のタイミング

に、先に一致することを指します。

 

つまり、相手の「行為」ではなく、行為が生まれる前の流れそのものに一致することです。

 

相手が動いてから対応するのではなく、相手が動こうとする「流れ」の段階で、すでに合っている。

だから、

  • ぶつかりません。
  • 争いになりません。
  • 最小の力で事が運びます。

 

■呼吸・丹田・非対立

合氣道では、技の前提として、

  • 呼吸が整っていること

  • 丹田に意識が落ちていること

  • 相手を「敵」と認識しないこと

が重視されます。

 

これは精神論ではありません。

  • 呼吸が浅くなれば、氣の流れは乱れます。
  • 丹田が不安定になれば、軸がぶれます。
  • 相手を敵と見た瞬間、氣はぶつかります。

つまり合氣道とは、氣の流れが乱れない状態を、身体レベルで保ち続ける訓練なのです。

 

■「氣が合う」を、武道レベルまで研ぎ澄ませたもの

ここで、日常の「氣が合う」という感覚を思い出してみてください。

  • 一緒にいて疲れない

  • 無理に合わせなくていい

  • 自然に噛み合う

これは、小さな「合氣」と言えます。

 

合氣道は、この状態を、偶然や相性に任せるのではなく、意図的に、再現可能な技として磨き上げたものです。

 

言い換えれば、日常の「氣が合う」という感覚を、極限まで純度を高めたのが「合氣」だと言えるでしょう。

 

■合氣が成立すると、何が起きるのか

合氣が成立している状態では、

  • 相手に抵抗が生まれにくい

  • 無意識の防御が立ち上がらない

  • 内部表現が自然と一致する

結果として、動きも、判断も、変化も、非常に速くなります。

 

これは、前章までで見てきた、

  • ホメオスタシスの同調

  • 内部表現の一致

  • 氣の流れの共鳴

が、身体技法として完全に統合された状態です。

 

■そして、この原理はヒーリングにもそのまま当てはまる

ここまで読んできたあなたなら、もうお氣づきかもしれません。

この「合氣」の原理は、武道だけのものではありません。

 

次の章で扱うヒーリングも、本質的には、

  • 氣を流すこと

  • 情報を書き換えること

を行います

 

そのとき、施術者と受け手の「氣が合っているかどうか」は、結果に決定的な影響を与えます。

 

 

次章では、ヒーリングにおいて「氣が合う」ことが、なぜこれほど重要なのか
実践者の視点から、体感ベースで掘り下げていきます。

 

 

 

長くなるので、今日はここまでです。

 

 

今日も、最後まで、読んでくださいまして、どうもありがとうございました。

 

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