アントニオ猪木 | 他力本願

他力本願

脚長・短毛のミヌエット
Jiguroの成長の日々と
吉川晃司の話。

初めてアントニオ猪木を生で見たのは、
祖父、伯父が連れて行ってくれた、
約45年前の新日本プロレスの
いまはもうない某体育館での興行。
タイガー・ジェット・シンの入場時に
追いかけ回された記憶が甦ります。

当時、ウルトラマンレオ、仮面ライダーV3
といった架空のヒーローから
幼稚園児ながらプロレスに否、
実在のヒーロー猪木に心酔していきました。

それからは、年に一回あるかないかの
新日本の興行を楽しみに過ごしました。
なんつっても田舎の地でTVの中の
ヒーローに会えるんですから。
テレビも金曜8時には見れなかったし。

下のサインは昭和62年7月30日付。

当時は正規軍、維新軍、UWF、外人と
それぞれの宿泊先があり、試合終わりで
友人たちとサインをもらおうとチャリで
市内を駆けずり回ったのも良い思い出です。

で、唯一遭遇しサインをもらえたのが、
猪木さんでした。

食事前にホテルから出てきた猪木さんに
「サインください!」と駆け寄ると、
いまでいう、軽い闘魂注入で、
「先に飯を食わせろ」と「後でな」と。

我々は当然、ホテル前で猪木さんの
帰りを待っていました。

すると、2~3時間後に
猪木さんが食事を終えて帰ってきて、
「おー待ってたのか?こっちで並べ」と
ホテルのロビーで握手をしてもらい、
サインをいただきました。
今となっては写真がないのが残念ですが、
とても良い若かりし頃の良い思い出です。

重ねて本当に長い間お疲れ様でした。