伏 鉄砲娘の捕物帖 | 他力本願映画見たよ日記のブログ

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 2月10日ヒューマントラストシネマ有楽町にてアニメ「伏 鉄砲娘の捕物帖」を観る。宮地昌幸監督。桜庭一樹原作(伏 贋作・里見八犬伝)。大河内一楼脚本。声出演者:寿美菜子、宮野真守、桂歌丸、竹中直人、劇団ひとりほか。

 陸奥の山奥から江戸に出てきた猟師の孫、14歳の浜路(はまじ)は、江戸に着いて兄を探しているときに、追われている優男、白髪の信乃に出会う。兄と浜路は、懸賞金の出る「伏」狩り令で一攫千金を夢見て、伏狩りに出る。伏とは、人と犬の間にできたもので、人の生魂を食べて生きているという。浜路が江戸に来たときは8人の伏のうち6人がさらし首になっていた。やがて、凍鶴大夫という伏を発見し、兄妹で仕留める。死に際に手紙を託される。そして、歌舞伎一座の信乃が伏だとわかり、江戸幕府は信乃を誘き寄せるために城内で祭を開き、歌舞伎を演るためにきた信乃を襲撃する。結局、この凄まじい戦いの中で、江戸城の一番上にたどり着き、信乃は伏狩り令を出した将軍家定と対決する。
 浜路は猟師として獲物を捕らえるときに、「つながる」一瞬があるという。その一瞬に獲物を捕らえるのだが、陸奥の山奥で白い狼を仕留めるときのように、ほかの場面でもその一瞬を大切してほしかった。宮地監督は「千と千尋の神隠し」の時に監督助手をつとめたというが、生かされてなかった。涙を流したかったけど…。
 3つ星、切なさ度1点。