武川岳 標高1051.7m 前武川岳 1003m 埼玉県

2011年1月10日(月・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:25名郷の向河原駐車場9:38--(妻坂峠・鳥首峠分岐まで行って戻る)--10:05民宿西山荘笑美亭--11:10天狗岩上部11:22--11:56前武川岳12:00--12:14武川岳山頂(昼食)12:40--(13:07妻坂峠)--14:05向河原駐車場

予定より10分遅れくらいで名郷に到着。前日の天気予報で覚悟はしていたが、気温は1℃しかない。駐車場は、行楽シーズンではないので余裕でとめられたが、残念ながら有料だ。日曜・祝日は¥700、平日は¥500と掲示されていた。先着様の車にはワイパーに封筒がはさんであった。盗み見してわかったが、これにお金を入れて、料金箱に投入するというシステムになっている。

駐車場の手前にこぎれいな男女兼用のトイレがある。左下の写真の奥の建物。以前トイレだけ利用したときにはかなり古びていたが、いつのまにか建て直されていた。

01img_4441 02img_4444
左:名郷、向河原駐車場 右:民宿西山荘入口(登山口)

9:38駐車場を出発。左に折れて、林道をどんどん歩く。たしか道標が出ているはずだから、それを見落とさないようにと慎重に進む。日陰で寒々とした大鳩園のキャンプ場を越える。ここの駐車場も有料で、日曜・祝日¥1,000と張り出されていた。車は1台もなく、人も当然ながらいない。

前方にバスで来たらしき、単独のおじさんが歩いていた。そのおじさんが分岐に差し掛かり、何気に振り返る。我に返る山の神と私。この分岐って、もしや妻坂峠と鳥首峠の分岐では? おいおい、来すぎ! 戻るか。

かなり時間をロスして、登山口となる民宿西山荘笑美(わらび)亭の入り口には10:05着。武川岳の道標があると勝手に思い込んでいたが、何もなかった。ここから林道を歩いたり、登山道を歩いたりを繰り返す。

この奥まったところに、意外にもコジャレた民家があるので驚く。さらに驚いたのは、駐車中のクルマのナンバーが所沢だらけ。皆所沢から別荘に来ているのか、狩猟の拠点? アトリエ? と勝手に想像をめぐらすも、ハタと思い当たった。そうだよ、ここは埼玉県。所沢ナンバーの地なのだ。ハハハ

03img_4449 04img_4451
左:登山道の杉林は暗い 右:登山道を分断した石灰の採石場

途中林道歩きが長いところで、道を間違ったかと不安を覚える。前方に木の枝をチェーンソーで解体し、谷へ投棄していた年配の方が二人ばかりいた。山の神が一人のおじさんに武川岳はこっちですかと訊くと、親切だねえ、ニコニコしながら、そこのカーブを上がっていくと山への入り口があるよと教えてくれた。

気分よく歩いていくと、斜面につけられた階段が出てきた。上がるとすぐに杉林で暗い道だ。春には花粉が飛びまくるのだろう。杉の中、がっつりと尾根を登っていくと、迂回コースに行けと看板が出てくる。なんと石灰の採石場が登山道にまで伸びてきて、ついには登山道を分断したのだ。この調子だと、武甲山の二の舞だ。

05img_4453 06img_4459
左:天狗岩。直登コースが男坂、巻き道が女坂 右:天狗岩上部からの眺め

採石場からしばらく登ると、大きな岩が目立つようになる。そして見上げた先に天狗岩が現れた。尾根伝いに岩がごろごろと連なる。道標で左を指している男坂は、その岩を直登していく。われわれは、日が射していて温かそうに見える男坂を上がる。女坂はまったく日が射さず見るからに寒そうだった。

天狗岩の上部で、陽だまりを発見。そこで休憩とする。見晴らしはよく、飯能の街や新宿のビル等はるか遠方を見渡せる。近所には大持山が見えている。 行動食として持ってきたブッセなんぞを食べて11:22出発。

07img_4463 08img_4464
右:前武川岳のベンチ(2つある)

左側にフェンスが続く急な登りを、息を切らしながら登る。3,4人組のパーティとすれ違う。一人が無線を持っていたから、明らかにお気軽登山者のわれわれとは違う、きちんとした山岳会の方たちなのだろう。天狗岩上部の休憩ポイントから30分余りで前武川岳に到着。空気は冷えていて風も冷たい。

001img_4472 寒すぎの山頂

前武川岳からちょっと下って、その分また登り返して、武川岳山頂に12:14到着。南面は木がなく、開けている。たしか15,6年前に訪れたときには展望なしの山頂だったと記憶している。展望を確保するために切り払ったのだろう。

山頂は風が吹き抜け、非常に冷え込んでいた。体感温度はかなり低い。なるべく風の来ない場所を確保してごはんにする。食べてしまうと、寒さに耐え切れず、速攻片付けて出発。山頂にいたほかの登山者も同様で、のんびりしている人はいない。

09img_4475 10img_4476
左:冬枯れの尾根道 右:武甲山

12:40下山開始。ピストンではつまらないので、妻坂峠経由で下りる。峠に向けて尾根を歩き始めると、秩父側からの風が冷たいのなんのって。冷凍庫からの冷気が流れ出しているみたいだ。みなかみは寒波の影響で雪と予報でいっていたから、その冷気がもろにここにやって来ているのだろう。軍手をした手はかじかみ、耳とか頬は感覚がなくなっていく。こりゃ耐えられん。

それに追い討ちをかけるように、急な長い下りが目の前に現れた。スキー場の上級者コースの壁より傾斜がありそうだ。慎重に下っていく。

11img_4479 002img_4480
右:妻坂峠の地蔵さま

妻坂峠には13:07到着。寒さに耐えられず、だいぶ飛ばし気味で進んできたようだ。軍手をはずして、写真を撮っていると、手の感覚がなくなる。写真だけ撮って早々に峠から逃げる。山陰に入ると、驚くほど温かい。先ほどまでの寒風はどこへやら、別天地だ。血行が回復して、手にぬくもり、顔にぬくもり、体にもぬくもり。ぽかぽかしてくる。

林道に出ると、あとはひたすら駐車場を目指すだけ。ずっと日陰地帯で、また体は冷えてくる。おのずとペースはあがり、14:05向河原駐車場に着いた。

003_2011011014340000

帰途、黄色い建物でひときわ目立っている「turnip」で温かい飲み物をいただく。ついでにケーキも。シフォンケーキと、ローズヒップ、ハイビスカスのハーブティのセット¥600 ここで十分に体を温めて家路についた。