事業再生の金融支援手法 | 事業再生税理士 たれ蔵の 事業再生基礎講座

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中小企業の事業再生に取り組む練馬区の税理士たれ蔵が、私的整理による事業再生について、基本的なことから実務的なことまで、いろいろと書いていきたいと思います。

事業再生では、倒産状況に陥った会社の資金繰り面を

回復させるため、

金融機関に、借入金の一部免除や、返済繰り延べなどの

金融支援を要請します。


金融支援手法には、リスケ(借入金の約定返済額減額や、

繰延べなどの条件変更)のほか、次のようなものがあります。


○債権放棄

金融機関が、返済不能になった借入金の一部を免除するもの。

直接、債権放棄するほかに、債務者が事業を別会社に移し、

借入金の残った旧会社を清算する「第2会社方式」を使ったものが

あります。


○DES (Debt(債務)、Equity(資本)、Swap(スワップ)の略)

借入金の一部を免除するのではなく、資本に振り替えるものです。

会社の財務面が、借入金が減って、資本が増えることにより、

改善されるほか、返済する必要がなくなり、資金繰り面も楽になります。


○DDS (Debt(債務)、Debt(債務)、Swap(スワップ)の略)

借入金の一部を、劣後ローンに変更するものです。

決算書上では、借入金のままですが、返済が据え置かれるため、

資金繰りが楽になり、また、銀行ではDDSを資本とみなすため、

銀行からの評価が高まる効果があります。


私的整理による事業再生で、金融機関が上記のような金融支援に

対応できるようになったのは、「私的整理のガイドライン」ができて

からになります。


次回は私的整理のガイドラインについて見ていきます。


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