団子ですお団子ニコお団子


このところ夫の仕事繁忙期だったり息子ちゃんの転園準備にバタバタしていたんですが、ひと月ほど前から販売されたキュンパス(JR東日本区間1万円均一)が目に留まって行ってきましたよ。



東京〜青森、弾丸日帰り旅‼️


平日なので夫は仕事、息子ちゃんは保育園ですグラサン


座席は思った通り満席でしたが、東北新幹線は東海道線より静かでいいですね。


朝7時半くらいの上野発のはやぶさに乗車。

旅のお供は同僚に勧められた柳美里の「JR上野駅公園口」。


プチ感想→いや、寒いとこの貧乏は辛い!

相馬野馬追は鎧が用意できるような資力が無いとけっこう惨めだとか、相馬の中でも加賀越中からの移民組との文化差がハッキリあったり、オリンピック特需があっても貧乏な人は貧乏という虚しさ。どっぷり地元に憑依した内容でした。

しかし柳美里の描く昭和の影の部分を読んでも昔ほど辛くないのは自分が歳をとったからか。「歴史」として俯瞰して見るようになったからなのか。ちなみに話は福島と上野を往復しながら現代まで続いて震災で終わります。



そしてその頃の息子ちゃん。

風避けカバーをして丁重に輸送中。


ぼくちんを捨てた乳母やなんて知りまちぇん。

あえて「ママどこ」と言わずに怒りのオーラを出していたそうです。



団子は3時間半で新青森に到着。

やたら暖かいのでブーツに履き替えることもなく、青森行きの在来線に乗り換えます。


すぐ隣の青森駅から徒歩10分ほどの古川市場へ向かいます。古川市場といえばのっけ丼!



入り口で切り離し式の食券を買って、お店を回って具材を乗せてもらうのです。

食券はこの時は1枚170円。

12枚組が2000円だったかな。



団子は15年ぶりくらいの古川市場に大興奮で、計17枚使いました。

内容は白飯、しじみの味噌汁、卵焼き、エビ、水だこ、ほたて、めかぶ、中トロ、さけいくら、やりいか、身欠うに、白子


やりいかと身欠うにが一番美味しかったもぐもぐもぐもぐ


残念なのは値上がりしたのと、やはり観光地化が進んでホタテも目の前で開いてくれるほどの鮮度を感じなかったことですかね。



でも、美味しくて息つく暇も無い勢いで食べました。

同じくキュンパス組が流れ込んできたので、一人旅の団子は身軽で良かったです。


さて、食べたあとはすぐ近くにある「まちなか温泉」で天然温泉に浸かって津軽弁のおばあちゃんたちの会話に和み、アスパムという施設でアップルパイをゲット。


初青森の人なら「ねぶた施設ワラッセ」に行ったり、温泉宿に一泊がスタンダードなのでしょうが、今回の団子の狙いはズバリ




三内丸山遺跡

新青森駅からでも青森駅からでもバスですぐの距離です。


バブル末期頃に野球場を作ろうとしたら物凄い規模の縄文時代の遺跡が出たというアレです。



画像は現在もっとも有力と言われる「土拭き」による復元です。冬は暖かく、夏は涼しい。



縄文時代末期のゴミ捨て場やお墓、土器、土偶の埋まっている発掘現場を実際に周り、一部は博物館コーナーの展示品として見ることができます。

こちらは巨大な栗の木で作った櫓の復元。

屋根があったかまでは判明していないそう。



大規模住居。集会所かもしれないとのこと。

当時と言えば狩猟、採集生活ですが、この遺跡により栗の栽培などが進み、豊かな定住形態が続いていたことが分かります。


亡くなった人は村へ続く道沿いに並べて埋葬したとか、子どもは大事に土器に入れてから埋葬したとか、アイヌに見られるようなアニミズム文化があったとか、ガイドさんが案内してくれました。

同僚からも友達からも「息子ちゃんそっくり」と言われた縄文BOY。


少子化がどうのこうの言うけど、つまるところ太古からヒトが子育てしてきたのは純粋に「可愛いから」なんだろうなあと思う団子です立ち上がる

事前にyoutubeで「週末縄文人」を観たせいか、土器で煮炊きしたり繊維で縄を編んでいる様子だけで感動できる…


「尖底式土器の形の意味」とか1万年に渡る進化の過程を週末だけで大真面目にやってる「週末縄文人」おすすめです。


三内丸山遺跡でずっと過ごしても良いんですが、やはりコンパクトな日帰り旅。


すぐそばにある青森県立美術館にも寄ります。

こちらはほぼ奈良美智ワールドときどき棟方志功。



地方のほうが施設が新しくて広いから旅に出て博物館や美術館はなかなか良いですよね。

ふとあおもり犬を見ていたら、粉雪がちらつきはじめました。


この時、15時38分。


新青森行きのバスが見当たらないので、散策がてら3.5キロを徒歩で戻ることに。



3.5キロの距離を一人で踏破することより、5人くらいしかすれ違わなかったという状況にびびりながらも16時半には新青森に帰着。


11時に海鮮丼を食べたきりだったので、しじみラーメンをかき込みます。


やはり一人旅はサクサク決められて良いグラサン



そのまま息子ちゃんと職場へのお土産を買って、17時半ごろの新幹線に乗り込みました。


途中、水沢江刺あたりで車両点検があり、40分くらい遅れて帰宅は21時半。


息子ちゃんはパパと二人でちょうど寝ついていました。

青リンゴはリンゴと認めまちぇん‼️


しかし、明け方に嬉しそうに団子側の布団に潜り込んできて「ママどこ行ってたの?」「パパの髪が無いの」「(冷えピタを見て)ぐあいわるいの?」とずっと質問攻めにされました。


息子ちゃん、15時間も離れてて寂しかったよ〜泣