絵本大好きパンダ大好き
まだまだ新米・・・ぱんだばぁばです。
つづき・・・
「しょんぼりしないで,ねずみくん!」を読んで・・・
まだまだ、経験の浅い小学校養護教諭だった頃の話です。
保健室には、色々な問題を抱えてやってくる子供がいます。
高学年の女子と言ったら、人間関係のことが、問題になるケースがとても多いんです。
バスケの部活内でトラブルがあり、悩んで悩んで・・・
保健室に相談に来た6年女子の話を聞く機会がありました。
若い頃のばぁばは・・・
どうにかしなきゃ・・・解決しなきゃ・・・の気持ちが大きくて、
その子の話を聞きながら
ああしたらどう・・・
こうしたらどう・・・とアドバイスしまくったのでした。
でも、それは、良かれと思って、やっていたんです。
当時、市教委主催の精神衛生講座の中で、事例を話した時に
講師の先生(心理系大学教授)に、
それは・・・
小さな親切大きなお世話
と言われてしまったことを思い出しました。
どうしたら元気になるのかな?と考えて・・・
自分の経験からアドバイスすることがいいと思っていました。
まさに・・・この絵本に登場する動物たち状態でした。
動物たちからのやさしさは、
🐭くんには、しっかり伝わっていなくて・・・気持ちの変化はなく。
リスくんの行動で🐭くんは元気を取り戻すんです。
🐭くん、元気のない状態を、言葉ではなくて・・・
とにかく気持ちを分かってほしかったんだな~って思いました。
あれこれアドバイスすることが、いいとは言えないんですね。
相談を受ける時・・・
まず、相手の気持ちに寄り添うことが大事なのかもしれませんね。
自分のやり方を押し付けることではなく、
まずは、相手とラポール(信頼関係)をとることはじめる。
寄り添うといっても、
私が何とかしてあげなきゃ・・・わたしじゃなきゃダメ・・・
共依存関係になってしまうのは、NGですよね。
若い頃、カウンセリングは、苦手と決め込んでいました。
うんうん・・・とただひたすら共感するなんて・・・
できな~いと思っていました。
養護教諭40年、経験する中で、いろんな子と関わる中で、
失敗することもたくさんありましたが・・・
その子その子によって、関わり方は違うことを学び。
心配ばかりするんじゃなく・・・
その子の可能性を信じて関わること
それが一番大事に、いきつきました。
しょんぼりしないで,ねずみくん。
作 ジェド・ヘンリー
訳 なかがわちひろ
出版社 小学館
2013年2月25日 初版第1刷発行
どうしたら元気になるのかな?
自分の対応を思い出し・・・振り返りました。
絵本からのメッセージ、深すぎます。
それでは、今日はこの辺で・・・
ありがとうございました。