絵本大好きパンダ大好き
まだまだ新米…ぱんだばぁばです。
息子夫婦とお孫ちゃんたちと地元の図書館に行ってきました。
やぁ〜、最近、「おばあちゃん」のキーワードの絵本気になります。
そして今回も、引き寄せてしまいました。
表紙の絵から、
ぶたばあちゃんと孫娘の楽しいふれあいのお話かな?
と思って借りてきたのですが・・・
とっても、深~い、深~いテーマのお話でした。
確かに、ただ楽しいお話ではない雰囲気を・・・
かもしだしています。
絵の色使いからも・・・
なんか静かで、ちょっぴりさみしい感じ・・・。
ぶたばあちゃん
文 マーガレット・ワイルド
絵 ロン・ブルック
訳 今村葦子
出版社 あすなろ書房
1995年9月30日
ぶたばあちゃんと孫娘は、一緒に暮らしてきました。
何もかも分け合い・・・
その、助け合う姿が、とっても素敵でした。
全て、他人に依存するのではなく、
自分の役割をもって生活していくことは、
とても大切なことだと思います。
ある朝、ぶたばあちゃんは、普段通りに起きてきませんでした。
食欲もなく、眠り続けているぶたばあちゃん。
孫娘は、おばあちゃんの分まで家事をするけれど…
さみしい気持ちが、大きくなっていきました。
次の朝、まだよくなっていないぶたばあちゃんは起きてきて…
「きょうは、いそがしくなるよ。」
「わたしは、したくをするんだからね。」
の言葉を残して出かけます。
孫娘は、ぶたばあちゃんの想いを受け取っていました。
せつな~い
死を予感し、支度を始めるぶたばあちゃん。
最後の日を予感して、
やっておかなければいけないことを済ませ、
孫娘と街を散歩にでかけます。
「ごらん!」という言葉と一緒に、
木のきらめき・・・雲の集まり・・・水にうつるあづまや・・・
オウムの声・・・
雨が降り出した時の温かい土のにおい・・・
ぶたおばあちゃんが伝えたかったことを・・・孫娘に伝えます。
そして、その夜・・・
孫娘は、おばあちゃんのそばに座って言いました。
「ね、おぼえてる?あたしがまだちっちゃくてこわいゆめをみたときのこと?
おばあちゃんはいつも、あたしのところにきて、ぎゅうっとだきしめてくれたわ」
「おぼえているともさ」ばあちゃんがこたえます。
「こん夜は」
「あたしが、ばあちゃんのそばにいて、
ばあちゃんを、ぎゅっとだきしめていたいの。いい?」
「もちろんだとも」ばあちゃんがこたえます。
そして、孫娘は、おばあちゃんのベッドにもぐりこみ、
ぶたばあちゃんを抱きしめ、次の朝まで、しっかり抱き合っていました。
涙腺崩壊
死を悟ったおばあちゃんの最後の日
いつも一緒だった孫娘の、
大好きなおばあちゃんの死に向き合う姿に、涙腺崩壊
最後の一日なのに、
ゆっくりと、ゆっくりと時が流れていきました。
過去のいろんな想いもうかんできて・・・
最後のページ
孫娘が、おばあちゃんの想いに囲まれて・・・
空お見上げる姿に、希望を感じるばぁばでした。
ぶたばあちゃんは、孫娘の中で永遠に生きている。
孫娘は、きっと、強く生きてくれると・・・
いや~。
自分にとっては、もう少し先の話だけれど・・・
自分の想いを伝えながら、生きていきたいと思いました。
心に響く・・・優しい気持ちになる・・・
心が温かくなるお話でした。
それでは、今日はこの辺で・・・
ありがとうございました。