絵本大好き❣️パンダ大好き❣️
まだまだ新米…ぱんだばぁばです。

10年くらい前・・・養護教諭として小学校に勤務していたころの話です。

保健委員会活動が大好きでした。

 

当時の学校は、児童数900人の大規模校で・・・

中々、クラスに入って保健指導をすることができず・・・

どうしたもんかと考え・・・思いつきました。

保健委員と一緒に、全校に向けて保健指導をしようと・・・

 

毎月、月初めに「保健の日」を設定し、

業前の時間(1時間目の始まる前の時間)に

全校に向けて、保健委員による保健指導をしてみました。

 

体や心について、月毎にテーマを決めて、

紙芝居を読んだり、クイズをしたり、体操をしたり・・・

 

それを、ビデオに撮って放送したり、

リアルタイムに放送室からテレビ放送したりしていました。

 

その中のひとつ・・・

この絵本は、保健委員会で絵本劇として、

全校にビデオ放送で発表した作品です。

 

その時は、市の図書館で絵本を借りましたが、

最近、ブックオフで見つけて、思わず購入しちゃいました。

 

 わたしら、う。

 原案   中島啓江(なかじまけいこ)

 作・絵  河原まり子

 発行所   岩崎書店

 2006年10月31日 第1刷発行

 

いじめを題材にした絵本です。

あの個性的なオペラ歌手の中島啓江さんの

幼少の頃の体験談をベースに描かれた物語だそうです。

 

「ありがとうピンクハート

感謝の気持ちを言葉にして伝えることは、

とても大切なことだと思います。

まさに、魔法の言葉です。

 

しかし、意地悪をされ、怒りや悲しみの気持ちでいっぱいの時に、

果たして、「ありがとうピンクハートって、言えるでしょうか?

 

主人公ももちゃんは、ちょっとしたことから、

ブラッキーをはじめ、クラスの子からいじめにあってしまいます。

引っ越しが決まり、お別れの朝、

お母さんと約束をします。

ももちゃん、かあさんのめを まっすぐ みて。

そうそうこんなふうにね。

「プレゼントをわたすときは、

ひとりひとりのめを まっすぐにみるのよ。

それから『ありがとう』っていうのよ。

かあさんとやくそくしてね」

ももちゃんは、

おかあさんが準備してくれたプレゼントを渡す時・・・

お母さんとの約束通り、頑張ります。

あなたのめをみて ありがとう。

そして プレゼントをわたす。  

そうしているうちに、モモちゃんの気持ちは、変化していきました。

もちろん、いじめっ子のブラッキーに対しても・・・

ブラッキーを許そうと思った瞬間、心が軽くなったももちゃんでした。

 

ももちゃんの心の葛藤ドキドキドキドキドキドキ

気持ちの変化ドキドキドキドキドキドキ

人としての成長が・・・

細やかに、リアルに描かれています。

 

また、お母さんのモモちゃんに対する対応がステキです。ハートラブラブ

 

許すことの大切さに気づかせてくれる絵本です。

 

絵本劇を終えた後・・・

もちろん・・・保健委員の子ども達にも大きな変化が起きました。

それは・・・やりきった達成感と自信キラキラキラキラキラキラ

       またやりたいという次への意欲キラキラキラキラキラキラ

 

いつも思います。

子どもの成長って、本当にすごいですね。ラブラブラブ

 

それでは、今日はこの辺で・・・

ありがとうございました。