よだかははねがすっかり しびれてしまいました。
そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。
そうです。これがよだかの最後でした。もうよだかは落ちているのか、のぼっているのか、さかさになっているのか、上を向いているのかも、わかりませんでした。


【宮沢賢治:よだかの星】




定期的に昔の作家にはまります。

江戸川乱歩
太宰治
金田一シリーズ(横溝作品は金田一シリーズぐらいしか読んでないなぁ)
川端康成

宮沢賢治…ついにきましたね。


夏目漱石とか宮沢賢治とかは有名作品以外知らなかったというか、今まで苦手で避けてたのもあるのですが、10年ぶりぐらいに改めて読むとまた違った見方があります。


宮沢賢治は絵本にもよくなってて、はまったきっかけも絵本でした。



よだかの星



という、作品だったのですが…なんというか…醜い醜いと周りに罵られたよだかが死に場所を探す話です。

最後に死に場所を見つけられたかというとそうでもなく、今でも死に場所を求めて燃え続けているのではと思うと…すごくしんどいです。

私には救いを見いだせない。



なんでそんなしんどい話ではまったかは自分でもわかんないですが(笑)
私はよだかが好きなのかもしれないです。






実際のヨタカ。
確かに綺麗な鳥ではないですね。
ちなみにレッドデータに載ってるようです。





宮沢賢治は作品読むのも面白そうですが、いろんな人の解釈を読むのも楽しいです。


当分宮沢賢治関連をストカしようと思います。