1945年にアメリカ海軍に導入された最後のレシプロ艦上戦闘機だったが、対日戦に間に合わなかった上に、ナチス・ドイツより押収したジェット機の資料により、レシプロ戦闘機は早くも時代遅れとなり、早々に予備役に回され、アメリカでは実戦経験する事は無かった。
退役後の1951年、タイ海軍に50機引き渡されたがクーデターで軍が再編成され、空軍所属となり、さらに1954年に156機が納入され、1963年までタイ空軍主力戦闘機として使われた。
但し、もはや戦闘機としては時代遅れだったものの、戦闘爆撃機としては重宝され、隣のインドシナ(ベトナム)では極東フランス軍がインドシナ戦争で対ゲリラ戦に使用した実績がある他、戦後、フランスから鹵獲したものが新生南ベトナム空軍所属として対ゲリラ戦に投入されている。
インドシナ戦争終結により、タイにも70機が極東フランス軍から引き渡されているようだ。
(デカール提供・あひるさん)
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