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99式艦上爆撃機の後継として1942年に登場。

当初はドイツ製DB601A水冷エンジンをライセンス生産したアツタ式を搭載していたが、精密で信頼性に劣る為、すぐに空冷エンジンの金星に換装された型に替わった。

そして、各部の電動化等様々な新機軸を採用し、性能は良かったものの全体的な信頼性に乏しかった。

しかし、昭和19年にレイテ沖海戦で米空母プリンストンを再起不能に陥れるなど一定の戦果を挙げている。

大きさは、見かけは大きく見えるが、実はこの機種の割には小型で、零戦ともさほど大きさは変らない。

因みにDB601Aは川崎でもハー40型としてライセンス生産され、飛燕に搭載されたが、海軍のアツタと陸軍のハー40は全く同じエンジンでありながらも別々に独自でライセンス生産を行った為、兌換性が全く無いという不思議な状況もあった。


キットは1960年代中盤に販売されたキットで、当時としては逸品の出来で、現在でも通じる出来栄えになっている。
但し、スケールは促販上1/72となってるが、実は1/75で設計されている。

設計当時は各社統一サイズが無かったので、こうなったが、実質あまり変らない。

だが、デカールは日の丸のみで部隊マークが無いのはいただけない。