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P-51ムスタングやF86Fセイバーという名機を生んだノース・アメリカン製の練習機。
練習機とはいえ、高出力のエンジンを搭載した高等練習機で、練習機としては高性能な飛行機であった。

第二次大戦以後は、爆撃機としても使え、戦後しばらく経ってもなお爆撃・偵察に用いる国もあった。

練習機として生まれ故郷のアメリカだけでなく西側諸国から第三諸国まで多数が使われた。
現在も米国や英国など諸外国の一部では民間登録されエアレーサーや映画用に多数が現役である。

自衛隊では、米軍より発足まもない保安隊(後の自衛隊)に1954年に供給され、自衛隊になってからも航空自衛隊(T-6)と海上自衛隊(SNJ-5)で10年程、中間練習機として使われた。
1970年に航空自衛隊では時期中間練習機として開発された富士T-1ジェット練習機と交代し引退し、海上自衛隊では70年代初頭まで連絡機として現役であった。

なお、引退した機体は現在も日本各地で自衛隊基地や公園などに展示されているが、その殆どは程度は経年劣化が酷く、イタズラされゴテゴテになったもの、野ざらしで翼が折れたものなどが多く、危険と判断され撤去・スクラップされる機体も近年増えており残念ながら日本でシッカリと満足した機体は少数である。

※余談だが、一部の自衛隊機は1970年の日米合作映画「トラ!トラ!トラ!」で零式21型戦闘機・97式艦上攻撃機・99式艦上爆撃機に出来るだけ近く改造を施され、日本側の撮影で使用された。米国でも同様の改造が施され、それら改造機1部は今もアメリカのイベントに現役で登場し、その後さらに2001年の映画「パールハーバー」に使われた。


☆キットは1950年代後半のホーク製である。さすがに年式が古く、内装はシンプルで殆ど表現されていないが、外観の出来は、およそ年代を感じさせない素晴らしいスタイリングである。
デカールは、ホビーネットワーク製のを使用した。

☆他のテキサンのキット
1/48 モノグラム(出来はさすがモノグラム。内装までシッカリ表現された傑作キット)
1/48 イタレリ(2005年発売。現在最も出来の良いテキサンと言われている)

1/72エレール(戦後のフランス軍のものがベース)
1/72エアフィックス(キット内容未確認だが、英国仕様のハーバードがベース)
1/72アカデミー(72では最新キット。韓国空軍のデカール付き。出来は非常に良い。限定で航空
          自衛隊のデカール仕様もあった)