休日はゆっくり寝ていたい。

 

 

一応、朝7時に

目覚ましが鳴るように設定してある。

それを確かめて二度寝。

予定があればアラームを設定し直して、

なければそのまま目が覚めるまで。

 

・・・したいのに

 

 

朝7時、

目覚ましの音と共に奴がやって来る。

二度寝する私の上に重くのしかかる。

 

 

重い・・・・・

こいつは重い・・・・・

 

うにゃうにゃうにゃうにゃと

何かを言っているけれど

お前の言葉は分からない。

 

分からないけれど

何かをおねだりしていることはよく解る。

 

そして多分それはおやつ。

 

ご飯とお水は置いてあるので

いつでも食べられるのです。

トイレが汚れていても

2つあるのでもう片方ですれば良いのです。

おかあさんは眠いのです。

休日は寝かせて置いて欲しいのです。

 

 

無視して寝る私に執拗に絡んで来る猫。

 

あああ、うざい。

重い、うるさい、寝かせてくれ。

おやつはあげません。

 

 

私の上に重くのしかかり

ふみふみふみふみ爪を立てて来る

痛い・・・重い・・・痛い・・・・・

 

うにゃうにゃうにゃうにゃ

 

うるさい・・・・・寝かせてくれ・・・・・

 

 

無視を続けると体当たりが始まる

どしーん!どしーん!

・・・・・圧が凄い。

 

ごろごろごろごろ

すりすりすりすり

うにゃうにゃうにゃうにゃ

 

 

あああ、うざい

お尻を寄せて来るな。

 

おやつはあげません。

お尻は要りません。

 

 

奴の最終手段

私の指に吸い付きちゅぱちゅぱはむはむ

舐めて甘噛みして甘えの限りを尽くす。

 

 

コイツ、分かってやがる。。。

 

猫としての“可愛い”を出し惜しみなく

私にぶつけてくる。

この執念は何なのだ

そんなにおやつが欲しいのか

 

 

だが

私は眠い。

おやつはやらん。

 

 

無視して二度寝する私と

不貞腐れる猫。

 

 

諦めて私の上に乗って時間を過ごす猫。

 

2時間・・・重かった。

 

 

そろそろ起きるよ~

 

 

起きて、

いつものカリカリをどかして

ウェットフードと煮干しをあげた。

 

お前の欲しがっていたおやつだ

喜べ。

 

 

窓辺に吐いてあった。

馬鹿め、がっつくからだ。

 

 

こいつは、都合よく甘えてくえる割には

私の言う事をちっとも聞かないし

なかなか心が通わない。

ウチに来る前はどんな暮らしをして来たのだろうか?

人懐っこくとても甘え上手だけれど

ずっと心許なさが消えない。

 

人を

好きなの?

嫌いなの?

 

おかあさんを

好きなの?

苦手なの?

 

甘えたいし

甘やかされたいけど

距離は置きたいの?

 

 

ハチワレ氏、

難しい子だ。

 

 

さぁ爪を切ってやろう。

好きなだけおかあさんにふみふみしなさい。