【田丸氏強化月間】と掲げて
声優:田丸篤志さんの出演作を追っています。
続いては『魔法科高校の劣等生』です。

◆これは、、自分からは進んで観ないなぁ。
◆君たちはデキているのかね?
◆君たちは本当に劣等生なのかね?
◆ハーレムやね、これ。

 



実は『たまこまーけっと』の後に
勢いであっという間に観終わっていた本作ですが
なかなか感想を書く気になれず・・・というのも
一度ではほとんど理解できなかったのですね。

この作品も全然知らなかったので
『たまこまーけっと』同様“情報ナシ”の
ところから観始めましたが、それが失敗のもとでした。
一度では腑に落ちなかったのでその後ずっと再生して
結局3~4周くらい観ているでしょうか。
好きか嫌いかでいえば“好きではない作品”です。

ではそんな『魔法科高校の劣等生』の感想を~


【これは、、自分からは進んで観ないなぁ。】

『魔法科高校の劣等生』はラノベ原作のアニメで
第1期は2014年4月~9月に放送されていたそうです。
原作はシリーズ累計発行部数は2000万部とのことで
人気作品の様ですがラノベに無関心な私にはサッパリ。。

もともとSF、戦闘服ボディスーツ、銃撃戦とか
全然興味がないし、それに加えてあのイラストや
衣装デザイン等々、まず観たい要素が一切ない!
ということで、恐らく【田丸氏強化月間】でなければ
自ら進んで観ることのなかった作品だと思います。

先ほどSF、ボディスーツ、銃撃戦と書きましたが
そういう訳ではないんですよね、魔法使いだし、
学生の制服だし、道具を介しての魔法術だし。
でもそう見えてしまう作風と言うか何というか。

これは「魔法」である必要があるのかなぁ?とか
バトルものなの?学園ものなの?下剋上なの?と
やはりよく分からない。色々厄介な作品でした。

初見から何度も通して観た上での変わらぬ印象
“いかにも野郎が好きそうな世界観だなぁ”です。

女の子のキャラとか(特に妹の深雪ちゃん)
制服含めた衣装とかその服どこに売ってるの?
という露出多めのお清楚ぶりっ子な私服とか
ちょいちょい出てくる下着姿やチラリなどの
サービスカットとか!私が夢見る野郎だったら
自分は司波達也に成りきってハーレム状態を
楽しみながらニマニマ観るアニメだと思います。


【君たちはデキているのかね?】

舞台は近未来、魔法の力が「戦力」として
認められた世界での第三次世界大戦終息後に
優秀な魔法師を育成するための国立高校である
「国立魔法大学付属第一高校」に入学した
司波兄妹を取り巻く学園生活を中心とした物語。

兄:司波達也と妹:司波深雪は双子ではなく
4月と3月生まれという設定で同年に一緒に高校入学。
妹の深雪は優秀な「一科生(通称:ブルーム)」
に属す学年の代表。一方兄の達也は技能の劣る
「二科生(通称:ウィード)」というクラス分け。

一科生ブルームの多くは二科生ウィードの事を
下に見ており、学園内では不当な差別が横行。
なるほど、それが「劣等生」という訳ですね。

けれど深雪は心から兄を認め慕っており
「お兄様、お兄様」と事あるごとに
頬を赤らめながらしなしなとすり寄っていきます。
お兄様を取り巻く女子たちにヤキモチを焼き
時には抱きついたり露出高めの部屋着を見せたり。

兄は兄で「妹を愛し守る事だけが全て」で
たまに涼しい顔してシスコン発言をするのですが、
なぜか全然キモくない。むしろ深雪が羨ましい!
なぜ我が家にはこんな兄が居なかったのだ。

(なぜこんな妹が~と思っている男性も多いハズ)

この兄妹には色々な裏設定がありそうですが
その辺りはなかなか明るみにされず、
ただただ兄妹のイチャコラにヤキモキするばかり。

「君ら、デキてるよね?」とおっさんみたいな
ツッコミを入れずにはいられません。


【君たちは本当に劣等生なのかね?】

そんな司波兄妹の学園生活には
生徒会や風紀委員、同級生や先輩との絡みに加え
二科生への差別が付いて回ります。
登場人物は飛ばし気味に多かったです。
有難いことにキャラははっきり描き分けられていて
個性もしっかりしているので区別はつくのですが
私には初見で関係性が把握できなかった!

これが失敗のもとでしたねー
“情報ナシ”で観るには難し過ぎた。
2周目からはキャスト表を片手に観たので
誰が先輩で~誰が一科生で~二科生で~と
しっかり区別をつけて観ることが出来ました。

なるほど、制服の腕に花のような紋章が
付いているのが一科生でついていないのが二科生。
これ知らなかっただけでも1周目は大損してたわ。

だってね、出てくる人みんな優秀なんですよ?
主人公の達也なんて全人類の中でも唯一無二
じゃないかって程能力が高くて何でもできちゃう。
その達也と同じく「劣等生」とされる二科生の、
ウィードと蔑まれるクラスメイトだって
誰一人劣等生なんて居ないじゃないか!?
何なら対決して負ける一科生の方が不出来では?
これは一体どーゆーこと???

簡単に言えば「入試が得意科目でなかったため」
ということになるのでしょう。歴史はズバ抜けて
詳しいけれど入試は数学と理科だけだったみたいな。

んー、でもなぁ、魔法科は文系が理系を受けるのと
訳が違うと思うんだけどなぁ。。
国内屈指の国立の学校の受験が穴だらけって
どうなのよ?ちょっと一回見直した方がいいよ?


【ハーレムやね、これ。】

色んなタイプの女の子が出てきます。
清楚な妹:司波深雪、生徒会長のお嬢様:七草真由美、
ボーイッシュな風紀委員長:渡辺摩利、元気な同級生:
千葉エリカ、眼鏡っ娘同級生:柴田美月・・・等々。
よりどりみどりウハウハですな。女の私ですら
野郎気分でどの娘がいいかな~と選んでしまいます。
基本的にみんな良家のお嬢様ですね。
チャラくてだらしない馬鹿娘など出て来ません。

達也は誰からも慕われモテるのですが、本人には
その気はないようで(色々あってそういう生態)
その割には無意識or意識的にジゴロな発言をするので
その面だけ見ても末恐ろしい高校生であります。

そんなモテモテと思われる達也ではありますが
気づけば他カップルがあちこちに出来ているのも
不思議な感じです。意外と恋愛要素多いんだよな。

中村悠一さん(司波達也)の演じるキャラって
ほんとどれもこれもズルイよなぁw
早見沙織さん(司波深雪)は、胡蝶しのぶは喋り方が
嫌いだったけど、このキャラは本当に魅力的。
花澤香菜さん(七草真由美)やっぱりこの方の声は
好きですねぇ、信頼できる生徒会長。

これらのキャラがより鮮明になったのは
第1期中盤の『九校戦編』でしょうか。
対校戦という行事により、各キャラの持つ能力や
力量が知れるという感じで『呪術廻戦』でいうと
『京都姉妹校交流会』みたいなもんか。

こういう作品にはこのような紹介パートみたいな
ターンが必須なのかな?よく「起承転結」と表しますが、

言わば「起“紹”転結」ということですかね。
このパートの後に“転”が訪れる流れですね。

そんなこんなで魅力的なキャラクターは多いです。
ただ、設定が複雑すぎて本当に把握するの難しい!
色んな要素が詰まりすぎててどの目線で観るかで
この作品の受け止め方は全然変わって来るでしょうね。

私はそこまで追求して書けそうにないので
表面的な感想(初見の感想ベース)を書いています。
追求したら深いのでしょうが、追求するには
あと何回も観返さなくちゃ無理かなw

 

 

★書ききれないので『魔法科高校の劣等生』(2)に続きます!