◆『ONE PIECE』との出会い

 

 

 

まずは私と『ONE PIECE』との出会い。

『ONE PIECE』が世に出た頃、私は既に大人でした。
40代の私はジャンプ黄金期の世代だったと思われます。
子供の頃に観ていたアニメは『Dr.スランプ』
『キン肉マン』『キャプテン翼』『北斗の拳』あたりで
『ドラゴンボール』や『SLAM DUNK』となると
途中までで、そろそろ漫画やアニメは卒業な年頃。

だからアニメの『ONE PIECE』が始まった時も
“どこを見てるか分からなくて手が伸びる
麦わら帽子のヘンテコな男の子”という
程度の認識で特に興味もありませんでした。

2000年代『ONE PIECE』はメディアを通じて
とても盛り上がっていたと思います。
作品を知らない私ですらお台場冒険王に出向き
2005年にゴーイングメリー号に乗船したくらい。
知らないくせにまた祭りに乗っかろうとしていました。


『ONE PIECE』を知ることになったのは
その後職場の同僚に単行本を借りて一気読みしたとき。
当時の最新刊で2007年の43巻までだったと思います。
私は取り分け空島のエピソードを気に入りました。
キャラクターの誰を好きとか思い入れを抱くより
次々と夢のような島に航海していく様子が楽しくて
冒険ファンタジー物として捉えていました。

そのせいか、そこまでの幾つかの名シーンにも
さして涙することもなく、アラバスタの仲間の印も
“おー、これがメリー号にあったやつかぁ~”とか
冬島のチョッパーも“泣けるらしいやつだ”と
他人事のように読み進めていたし、バラティエの
サンジやココヤシ村のナミのエピソードなどは
感動するどころかあまり記憶に残っていなかった程で
とにかくこの時点では仲間との絆に涙したり
戦う彼らを眩しく思うことなく終わっていたのです。


続きを読みたいなと思ってはいたものの
機会に恵まれず、時は流れその気も薄れてきた頃、
たまたま後輩と『ONE PIECE』の話をしていたら
彼女にブルックを好きだと言われました。
アフロ骸骨の音楽家だそうですが私には分からず、
これはやはりもう一度見なければと思ったのです。
これが2013年頃でしょうか、、

思えば私はこの時に戻っておくべきでした。
テレビでは「パンクハザード」の頃だったようで
実に勿体無い。リアルタイムで観たかったっ!!


“以前から音楽家を仲間にしたいと言っていたなぁ”
“あの途中で読み止めた船大工も加わったかなぁ”と
モヤモヤしながら気にしてはいたものの
やはり十数年分を遡る気にはなかなかなれず
時は流れ、2020年8月にようやくNetflixで再会し
見事どハマリするまで間が空いてしまいました。


コロナ渦で家にいる時間が増えまして、
ある日Nrtflixで見かけた『ONE PIECE』を
ちょっと観てみようかとポチっとしたのが始まり、
でも、ながら観のためちっとも頭に入りません。
もう一回、もう一回と何度も再生を繰り返し
コビーとアルビダ~ゾロの回を何度観たことか・・・

しかし“これじゃいかーん!”と一念発起しました。
なんとしてでもこの「ドレスローザ」とやらまで
全制覇してみせるぞ!と全集中で観始めたのです。

そこからというもの、これが私の使命とばかりに
観続けました。寝ても覚めても『ONE PIECE』!!
2か月ほど毎日、1日何時間観ていたでしょうか
まさかこんなにハマるなんて思ってもみませんでした。


先日「ホールケーキアイランド」まで配信が増えており
驚きと共に激しく感謝したNetflix様ですが、
8月当時は「ドレスローザ」までの配信でした。
そこまで一気に観た私はその興奮をすぐに弟に伝えました。
私の周りで『ONE PIECE』の話が出来るのは
この人くらいしか居ないのです。。。

小一時間ほど談義に花が咲き、
誰が好きか?と尋ねられ「ゾロ」と答えた私に弟は
「だったらワノ国まで観なくちゃ」と言い放ちました。


え?ワノ国って・・・・・


ひとくちに言っても「ドレスローザ」から
「ワノ国」までって3年分くらいあるんですよ。
「ドレスローザ編/118話」だけでも大変だったのに
ワノ国までの道のりはどんだけ遠いんだよ!?
何よりNetflixで観られないのが痛い!

正直この時点では“別途課金してまでは・・・”という
気持ちの方が大きくて、Netflixでの配信分よりも
先の話まで観進めることを大いに嫌厭していたのですが、
そんな私の気持ちを覆したのはサンジ君でした。


課金はキツイけどネタバレOKな私は
その先の展開が気になり色々検索していたところ
「サンジは実は悪の王国の王子様である」
「四つ子で、兄弟はイチジ、ニジ、サンジ、ヨンジ・・・」

よよよよ・・・ヨンジ!?


この時の驚きと爆笑といったらもう。
なにそのネーミング!!!!!(爆)


もう好奇心が止められなくなってしまい
早速フジテレビのFODに加入、
絶対に「ホールケーキアイランド」まで観なくっちゃ!と
そこから深追いしてしまったのですね。

9月のあたまにFODに加入して「ホールケーキアイランド」まで
とにかく観まくりました。お金もかなり使いました。
付与されたポイントで『STAMPEED』など映画も観ました。
お金をかけているということもあって損しないようにと
9月中はずっと「ホールケーキアイランド」を
観ていたせいか私はすっかりサンジ君推しになりました。


だって、、、
その後の「ワノ国」の絵柄がもう嫌いだもん。
弟には「ゾロが好きならワノ国!」と言われたけれど
ワノ国でのゾロはもうムキムキ過ぎて私にはダメっぽい。
私にとってのゾロはドレスローザがピークだったようで
いまのところは王子様のサンジ君に夢中です。

いい年して・・・と自分でも思うけれど
カッコイイものはカッコイイ!!好きなものは好き!!


以前単行本を一気読みしたときはキャラクターを
カッコイイとか全然思いもしませんでした。

後追いの私が言うのもアレですが
『ONE PIECE』の男性キャラって2016年頃から急激に
性的なカッコよさを押し出されたように感じます。
グッズなどを見ても肉体美を売りにした物や
いわゆるイケメンキャラを取り揃えた印象を受けるのです。
(ファンの方の認識と違っていたら本当にスミマセン・・・)

これは子供の頃から『ONE PIECE』を観てきたファン層の
年齢が上がったことによる需要の変化に対応したものなのか
または新規のファン層を取り込もうとしてのものなのか
当時の風潮を肌で感じていないので何とも言えませんが
ただ、、私はこのイケメン祭りに乗っかりたかった!!!

2013年にアフロ骸骨を知った時になぜ戻らなかった!
そしたらトラ男祭りに乗っかれたじゃないか!!
きっとボディカレンダーもコッソリ買ってたわ。
東京ワンピースタワーにも行ったでしょう。
(知った時には閉園してた・・・)


色々な残念を胸に抱き、
今日も『ONE PIECE』を追いかける私です。


・・・とはいえ、当然ながら『ONE PIECE』の魅力は
イケメンキャラカッコイイだけじゃない!!
ONE PIECE世代ではないからこそ、後追いだからこそ
感じる部分なんかを表現していけたらいいなと思います。



ちなみに、長々と書いておりますが
こんな垂れ流しブログを読む人なんて居ないと思ってます。
友達にも誰にも宣伝してませんし、とても恥ずかしいので
アクセス数も増えなくてよくてひっそり書いて行きたいです。
暇な誰か1~2人がたまたまこれを見つけて
「ふーん、こんな人もいるんだな」程度に思ってくれれば
それでいいです。そんな感じでユルく続けて行きたいです。


サンジ君とゾロが好き