昨日、比較的長く入院していた

男の子が退院されました。

約2ヶ月、昼下がりにアイロンビーズを

樂しんだりする仲間でした。


長期入院だと

仲間意識強くなります🥹


オメメのように白血病や

小児がんの子どもたちは

入院が長くなるので

こうした繋がりは貴重です。


また、難病をもつ子どもたちも

長く入院している事があるので

病気は違うけど

子どもだけでなく

親同士も連帯感が生まれます。


この独特なコミュニティは

病気を経験しなかったら

経験しなかったし

以前は、他人事のように感じる

世界だったかもしれません。


子どもが重い病気にかかることは

辛い、の一言では片付けられない

のだけれど

こうした独特なコミュニティは

日常では決して感じることが

できなかった温かさ

愛の深さ、誰かを想う気持ちで

溢れています。


こんなふうに人と関わる経験は

独特なコミュニティだからこそ

なのかもしれません。


子どもも普通に暮らしていたら

出会うことはなかったり

隣に病気と向きあう子がいても

気づかずに過ごしていたかもしれません。

あって欲しくはないけど

偏見をもったり、いじめたり

したかもしれない。


今は隣にも向かいにもいる。


子どもたちは

治療の話や副作用の辛さを

時に分かち合うこともあれば


ケラケラ笑いながら世間話したり

時には踊ってみたり😁


この仲間には病気になって

少しいつもと違った自分を

隠さなくてもいい。

そんな信頼感も生まれていきます。


病気になんかならなきゃよかった


は、ウソではない


けど、そこにしかない経験は

みんなが経験できるわけではない

貴重すぎることばかりです。


悪いことばかりじゃなかった。


そんなふうに感じるのが

仲間が退院していく日なのでした。