24年8月2日
読書の時間〜【河﨑秋子】銀色のステイヤー〜


日高の生産牧場で生まれた芦毛の牡馬
卓越したバネと身体能力に
少なからず期待した牧場主・菊地俊二

気性難の素質馬
馬が好きすぎる故に過激な言動を繰り返す問題児の従業員
競馬を全く知らないまま亡き夫の後を継いだ馬主夫人

預託先となった二本松厩舎の調教助手・鉄子
万年中堅騎手で牧場主・菊地の兄俊基

競走馬となりシルバーファーンと名付けられた芦毛の牡馬が
それぞれの人生を少しずつ変えていく

馬はそんなの知ったこっちゃないのだが…(^_^;)

「小説 野生時代」に連載され、この度書籍化されました
生産牧場でのシーンが多いのも河﨑さんならではかと
"化製場"という言葉を初めて知りました

河﨑秋子さんは「ともぐい」で本年上期の第170回直木賞を受賞
2015年には「颶風の王」でJRA賞馬事文化賞を受賞されています