23年3月18日
フラワーカップ〜30年も経ってしまった〜

1993年フラワーカップ
勝ったのは2番人気ホクトベガ

それまではダートしか使われておらず
初芝での初重賞制覇だった

その後ホクトベガは
桜花賞5着
オークス6着
いずれも勝ったのは武豊騎乗のベガ

秋になり
ホクトベガはエリザベス女王杯トライラル
クイーンSで2着
ローズSで3着と
勝ち切れないまでも
エリザベス女王杯の出走権を得た

エリザベス女王杯
ホクトベガは9番人気
トライアルの実績からすると
評価が低すぎる気がする

牝馬三冠を目指すベガは
1番人気と思いきや2番人気
1番人気はローズSを圧勝した
連勝中の上がり馬スターバレリーナだった

レースでは有力馬をマークする位置で
じっと我慢のホクトベガが
直線で内へ入り
5番人気ノースフライト(後のマイル女王)の
追撃を振り切り先頭でゴールした

実況の「ベガはベガでもホクトベガです」
は名台詞として語り継がれる…ホンマかいな

余談だが昨年の秋華賞
三冠を狙うスターズオンアースが
スタニングローズに破れた時
テレビで麒麟の川島が
「スタはスタでも…ベガはベガでも」
とか呟いていた

このあと紆余曲折あって
ホクトベガはダート路線に転向するんだけど
衝撃的だったのは川崎のエンプレス杯
なんと18馬身差の1着

勝てないながらも芝の重賞も挟みながら
ダートでは負けなし
フェブラリーSや地方の交流重賞を勝ち
「砂の女王」とか呼ばれてた

国内敵なしの彼女の
引退レースとして選ばれたのは
ドバイワールド97

しかしレース中に転倒したホクトベガは
そのまま逝ってしまった

遺体は輸送できず
"たてがみ"だけが戻って来たという

※ホクトベガとベガ

今日のフラワーカップは
ドナウパールから

tarezo…(^。^)y-.。o○