2025年4月末、退院してもう何回目の外来になるだろう。
2月頃からAFPが再上昇し始め・・・
- 3月初め:AFP 30ng/ml
- 4月初め:AFP 60ng/ml
なぜか倍で増えていくAFPに恐怖を覚えながらも、ケー君は変わりなく過ごしています。
毎回の外来で、「今日こそはAFPの上昇が止まれ!!」と祈っているのですが、そんな願いもむなしく4月末AFPが100ng/mlという数値になってしまいました。
画像では確認できない?
上昇し続けるAFPですが、MRIやPET-CTでも脳内の残像腫瘍に大きな変化は見られず、2025年4月初めの時点では、むしろ縮小傾向にありました。
病院としても、画像に問題が無ければ“再発”と考えず、積極的な治療も行わない方針です。
担当医師
う~ん・・・画像で変化が無いのに、AFPがここまで上昇するかなぁ??
担当の先生もAFPの上昇に悩んでいたようです。
でも4月末のMRIで、とうとう映ってしまったのです・・・新たな病変が・・・
前向きに考えようと思います
新たな病変は、脳内ではなく“脊椎”に 8mm程度の白いモヤが!
まだまだハッキリとした影になっていないので、明確な判断は後日になりましたが、もしここが新たな病変なら、AFPの上昇も説明が付くとのことでした。
新たな病変が見つかったのは、とてつもなく悲しですが・・・こんな時こそ前向きに考えようと思います。
脊椎の病変であること
ケー君の脳内に残った腫瘍の大きさは問題は無く、他に播種もしていないとのことから、脳内の腫瘍はコントロールできている可能性が高いとのことでした。
さらに原発部分と脳全体には強い放射線を当てていますが、脊椎は放射線量に余裕があるため、放射線治療が可能ということでした。
追加の抗がん剤や手術そして放射線治療と、まだまだ治療方法があるということです。
AFPの上昇が緩やか
じつはケー君は、昨年4クール目が終了した頃に、腫瘍が抗がん剤の耐性を持ったようで、1ヶ月でAFPが10ng/mlから2000ng/mlまで“急激な上昇”をしました。
また闘病日記に書きますが、一か月間で腫瘍サイズも増大し、動眼神経がマヒして目も開かなくなってしまったのです。
それに比べると今回は、3ヶ月かけてAFPが100ng/mlになる “緩やかな上昇” でマヒなどの症状も出ていません。
つまり胚細胞腫瘍の中でも悪性度の高い卵黄嚢の成分が無くなり、悪性度の低い奇形腫瘍成分がメインになった可能性があるとのことです。
不安なことは多いけど、まだまだ諦めません!
絶対に良くなる!![]()

