蛍光灯に照らされて


視覚が研ぎ澄まされて


見えないものまで見えてきそうな


そんな気がする


間違いではないのだけれど


生まれてきたからには


成し遂げることがあるはずだ


天井に貼ってあるポスターを眺めながら


圧力が凄いなと感じ


覚醒しているわけではないけれど


冷めてきてるのはわかる


クーラーの温度を低くして


さあ寝る体制に入ったぞと


思いながらも


脳内は活性化されて


どんどん闇の中へ吸い込まれてく


論理的な言葉数で責め立てられても


何も感じない日々から抜け出し


考えられる様になった日々を取り戻し


平穏な日々を暮らしている


おばあちゃんがめんどいと思いながらも


おじいちゃんの長ったらしい話も聞きながら


彼、彼女には深い歴史があったのだと


認識され始めてから


航海の旅へと出るんだなと


勘づいて


巡り巡って


また元の位置に戻る


狂った身体をよそに


脳内は正常に保たれていく


勝つという言葉に


違和感を感じてきた


歴史背景には


奥底から滲み出てくる膿の様に


また靴擦れを起こした理由は


サンダルが壊れた訳ではなく


おニューな靴を履いている訳でもなく


意識的に大丈夫だと思えれば


自ずと靴擦れは解消される


僕の散文詩はどんどん磨かれていく


そんな夜のひとときを



生きている