日本で数えるほどしかユーザーが居ないと思われるこの組み合わせでありますが、FH6(フォルツァホライゾン6)も近いことですし改めて環境整備してみました。

なんとか同時に稼働させることができたので覚書としてここに記載しておくことにします。




・DOF REALITYとは

DOF REALITYというのは簡単に書くと動く椅子のことで、ゲームからテレメトリデータ(アクセルやブレーキ、ギアやサスペンションなどの状態)を受け取って地面の凹凸やGを再現してくれるモーションプラットフォームになります。

尚、テレメトリデータを受信するにはSRS(Sim Rracing Studio)というソフトを起動する必要があり、更に必要な機能(モーションなど)のライセンスを別途購入する必要があります。


DOF REALITY H2は初期のモーションプラットフォームになりますが、違いは稼働する軸の数で基本的な仕様はどれも然程変わりません。

とはいえ4桁万円くらいのモーションプラットフォームも欲しいですね。

まぁそこまで出すなら自作もしてみたい。




・MOZA

ハンドルコントローラーです。

MOZA Pit Houseアプリでハンコン、ペダル、ハンドブレーキやシフトレバー等各種詳細な設定からアップデート、ファームウェアの管理まで行うことができます。



MOZA R9のR9というのはRacingRigシリーズの最大トルク9Nm(ニュートンメートル)辺りの表示と思われます。

いろんなトルク数のドライブや周辺機器が発売されています。

割合新しい勢力なので古いゲームではそもそも認識出来ずに使えなかったりしますが低価格の割に性能やデザイン、つくりもかなり良いと思います。

しばらく前にxboxに対応しており、xboxコントローラー互換(xinput)として振る舞うと聞いていたのですがどうもTHE CREWシリーズでは認識さえされないので次はそこら辺研究して行きましょう。(THE CREW 1はTCUで、2は公式にオフライン化)

車だけハンコン使えればいいのでなんとかして欲しい。

モーターフェスは対応してると聞いたのですがこちらも設定に項目が出てきません。

おま環だといいなぁ涙




・基本的な問題点

テレメトリデータを送るポートをMOZAのシステムが占有してしまうためMOZAのハンコンを使うとモーションプラットフォームが使えず、モーションを優先するとハンコンがつかえないというしょうもない仕様が放置されています。

(FH5ではMOZAもSRSもポート20055を指定しています)




・SRS公式の設定方法

フォルツァシリーズのソフト(Steam版を除く)はループバックユーティリティを使い特定のIPを例外にする方法を提示しています。

Steam版以外というのはUWP(Universal Windows Platform)のアプリを指しています。

これはそもそもの仕組みとしてローカルPC内の通信が禁止されているためSRSにテレメトリデータが届きません。

ループバックユーティリティでローカル通信を許可するアプリをチェックするわけです。

で、肝心のSteam版 フォルツァシリーズに関してはIPがブロックされてしまうので使用できませんという投げやりなコメントで締められています。

なので普通に諦めていたわけですが…。




・失敗1

SimHubというソフトを使う方法です。

ダッシュボードなどの表示用にテレメトリデータを分配配布するアプリです。

FH5の項目はありますが肝心のDOF REALITYに関しては上手く設定できませんでした。

成功している方がおりましたら御教授頂ければとおもいます。





・失敗2

FlyPT Moverというアプリを使う方法です。

こちらは何と完全無料で各種モーションプラットフォームを設定することができます。

実はジョイスティックの項目もあり、あらゆるものでモーションプラットフォームを操作することが可能です。


選択できるアプリの中にフォルツァシリーズはFH4とFM7(フォルツァモータースポーツ7)はありましたがFH5はありませんでした。

ぶっちゃけ自力で設定できる気がしないのでこちらの使用は諦めました笑





・解放手順

まずはそれぞれ公式の設定に従ってポート設定などをすませておきます。




⚪︎MOZA Pit House FH5設定

UDPリスニングポート 20055



⚪︎SRS(Sim Rracing Studio)ゲーム→FH5設定

ゲームUDPリスニングポート 20055



⚪︎Forza Horizon 5 設定

データ出力IPアドレス 127.0.0.1

データ出力IPポート 20055



まずはMOZA Pit Houseを起動。

続いてSteam版 Forza Horizon5を起動します。

認識されるとハンコンがセンターに戻ります。

これで一旦FH5とPit Houseを終了。


SRS(Sim Rracing Studio)を起動。

続いてSteam版 Forza Horizon5を起動。

これでMOZAのハンコンが使えてDOF REALITYで動くFH5が遊べます。




・(ほぼ推測による)解説

おい、ちょっと待てよ。

スクショ見るとPit HouseもSRSもフォワーディングポートの設定があるじゃないか。

ハンコンが優先ならMOZAの設定をして、SRSを書き換えればいいのでは? と思われるかもしれません。

どちらも受信ポートの設定が変えられないため上手くうごかない、ということもあるのですが、もう少し説明を追加。

解析しないと正確なところは分からないのですが、Pit Houseアプリが起動時にUDP5000から5500をスキャンしているという報告が多くあり、実際5300を使用しているらしく、その辺りのポートも占有しているという話です。

おそらく設定の20055は内部APIのポートであり古いフォルツァシリーズに対応させるための数値と考えられます。


ポートは占有されてしまうのですが、あえて初めにPit Houseを起動し、FH5にハンコンをキチンと認識させます。

Pit Houseアプリは常駐しない仕様ですがMOZAのドライバーはHID(Humam Interface Device)として常駐しています。

ForzaTech(FH5などのゲームエンジン)は初回起動時しかデバイススキャンしないと開発者フォーラムで推測されていたので、最初にハンコンを認識させたわけです。

逆に後から別のドライバーなどを追加してゲームだけ再起動しても認識されないのはその辺の仕様が原因と思われます。


FH5とPit Houseを終了することで一旦20055ポートが解放されます。

あとは再びSRSを起動。

MOZA自体は実際UPD5300を参照しており、解放された20055ポートがSRSのUDP20055ポートで使えるようになります。

もう一度FH5を起動。

これでMOZAのハンコンが使えてDOF REALITYも動くというワケです。

まぁ全てPit HouseとForzaTechの仕様とされている部分から思いついた推測なのですが実際あっているかどうかはともかく現実に上手く動いているので良かったです。


めちゃくちゃ楽しい🚗