前回、大竹しのぶがサリバン先生の「奇跡の人」を観た、と書いたのに、

勘違いしていたことが判明した。

 

もう自分では思い込んでいるので疑わなかった。

一体、あれは何年だったのだろう?と調べたら、

勘違いしている?えっ?信じて疑わなかったのに?

と、なった。

 

私が観たのは、市原悦子のサリバン先生だった。

どこで、どう記憶が変換されたのだろう?

実にいい加減な記憶だと思う。

あんなに特別だと信じていたのに…

私って、なんなのよ!って気分だ。

 

今週の「大竹しのぶのスピーカーズコーナー」は、

傑作選で、特別なサイコロを振って、過去の何年(例えば、1993年)のことを

振り返る、というのを放送していた。

布団に入って聴いていたら、どうも途中で寝てしまい、

エンディングを聴いていないけど…と、

また聞き逃し配信を聴くことになった。

何年にどんな仕事をしたというリストがあるにしても、

急に何年のあの作品の時の話をするって、すごいなぁと思った。

 

「ああ、野麦峠」の撮影が大変だった、と話していて、

これもまた学校で観た映画だった。

悲しいシーンもたくさんあったし、本筋とちょっとズレて、

ウルトラセブンの諸星ダンが悪い役だったのが衝撃で、

みんなでショックを受けたりした。

振り返ると、学校でけっこう映画を観せてくれているのだ。

アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」、「天平の甍」、

「サンダカン八番娼館」、「ビッグウェンズデイ」

今、パッと思い出せるのは、これくらい。

あとは社会科の先生が観せてくれた「モダンタイムズ」「ソイレントグリーン」

古い話なので、思い出話に過ぎないけれど。

 

大竹しのぶの『ヒビノカテ まあいいか4』はとても心に沁みた。

死別も離婚も経験している人だし、さらっと一言二言で書いてあることが、

実際は何時間でも語れるくらい大変だったんじゃないかと

想像できるのだった。

本の最初の方で、電車の中で、涙してしまい、大泣きじゃなくて助かったけど、

マスクをしていてよかった。

人と繋がっているのは素敵だなぁと思う。

逆に、自分は人と繋がっていないことを感じて、どうしたものかなぁ、

と思う。困ったなぁ。

 

花粉症は良くならないが、すごくひどいわけでもない。

毎日、眠くて、あっという間に寝ついてしまう。

疲れやすいのと、目が痛い、くしゃくしゃするのが、主な症状だ。

そんなわけで、やっと週末が来て、やれやれだ。