昨日の朝、セミが鳴き始めた思ったら、あちこちに抜け殻があった。

いよいよ夏らしくなってきた。

 

気温が高くなると、建物の元の冷房の温度が低く設定されるのか、

職場のエアコンの設定温度は同じなのに、暑い日はとても寒く感じられる。

仕方がないので、期限の切れた貼るカイロをお腹に貼った。期限切れだけあって、

適度に温度が低くて、ちょうどいい具合に暖かい。ちっとも暑いとは思わないから冷えているのだろう。

 

先日、昔からの仲間と会う機会があった。

仲間にヒーリングをやっている子がいて、私の体にに触れて「女性性に問題がある。それを解放しなくちゃ」と言われてしまった。解放なのか、開放なのか、よくわからないが、解放するためにヒーリングをしてもらうんじゃないの?と思った。

女性性をググってみると、たくさん検索結果が出てくる。スピリチュアルな世界では重要なことなんだろう。

 

彼女いわく、女性性の問題で病気になるらしい。元気な時なら何も思わないが、がんの疑いの後では、そんなことを言われると腹が立つ。スピリチュアルな世界も嫌いではないし、そういう世界の原因が病気の元だと言われれば、「そうか」と思う。一般論としては聞けるが、本当に病気の人に対して言う言葉としては、あまりにも思いやりのない無責任な言葉だと思う。別の友人は、昨年乳がんの手術をして、抗がん剤治療を終えて、今抜けた髪の毛がようやく生えてきたところだ。彼女は「不仲な夫と別に住むことができたのはキャンサーズ ギフト」と言うが、その子がどう思っているかまで聞かなかったけれど、その子に対しても”女性性の解放”とか“自分を大事にしなくちゃ”と言うのを聞くと、私は不愉快に思うし、モヤモヤしたものがくすぶり続けるような気持ちでいる。

 

ヒーリングというものに期待し過ぎた私がいけないのだろう。

ヒーリングでもなんでも、健康になるためならチャレンジしてみたいと思ったが、本当に心から納得できないと癒やしてもらうことはできない、と思うに至った。心が弱ると、思わぬところで判断を誤ったりする。心の健康、体の健康を、自分で気をつけてやっていくしかない。