6/21(月) 如懿伝 最終回 ~蘭因絮果~ | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

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その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2021年06月21日(月) 曇後晴

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如懿伝の最終回を見ました。

切ない最後でした。

 

宮中での数々の犯行が衛嬿婉の手によるものだと判明し、皇上も彼なりに如懿に歩み寄ろうとしたけど、如懿は受け入れることはなかった。

 

「皇上、蘭因絮果という言葉をご存じ?

昔は悲しい言葉だと思っていたけど、今はよく分かります。 

咲き誇る花もいずれ散るのだと・・・。」

 

 

そう如懿に問われた後、皇上は養心殿で「蘭因絮果」としたため、放心していた。

茶を運んできた太監の李玉に意味を聞かれ、「男女の情が美しいのは最初だけ、やがて尽きる・・・」と答える。

 

「蘭因絮果 (lán yīn xù guǒ ) 」という言葉は、勿論、私は知らなかったので調べてみた。

 

『春秋時鄭文公侍妾燕姞夢見天女贈給她一朵清幽的蘭花,不久她就與鄭文公結成了夫妻的。所以「蘭因」經常被用來比喻像蘭花一樣美好的前因。而「絮果」剛是比喻像飛絮一樣離散的結局。「蘭因絮果」常常比喻男女間始合後分的情緣。』

 

春秋時代、鄭文公(zhèng wén gōng)のそばめであった燕姞(yàn jí)は天女から一輪の清らかな蘭の花を賜る夢を見た。
ほどなくして彼女は鄭文公と正式の夫婦になった。
それゆえ「蘭因」は、蘭の花のような美しいきっかけの比喩として用いられる。
そして「絮果」は綿毛が飛ぶように散り散りにになる結末を比喩します。
「蘭因絮果(会うは別れの始まり)」は情を交わし、分かれに至る男女の縁を表します。

 

皇上と如懿にとっての「蘭因」は、「牆頭馬上」の芝居を抜け出し二人で登った楼閣の思い出だったのね。

最後は、「絮果」になったけど、二人とも楼閣の思い出は最後まで大切にしていた。

如懿は最後は自由になることを望んだけど、たとえ過去に戻れたとしても、やはり弘暦と一緒になること望んだのではないかな。

「男女の情が美しいのは最初だけ、やがて尽きる・・・」

そうは言っても、最初の美しい思い出は捨てられない。

男女の仲はそう単純には割り切れない。

だから、このドラマもとても切なかった。